お手伝いさせていただいた書籍が発売されました。
著者の板倉弘重先生は、赤ワインやココアに含まれるポリフェノールの効果を世界で最初に発見した栄養学の権威。2009年度国際栄養学連合(IUNS)のFellow(栄養学研究分野で顕著な貢献をした世界の研究者10名のうちの1人)にも認定されている方です。
お話を聞いてなるほどと思ったのは、麺類とおにぎり、ラーメンライス、パスタとパンなど、炭水化物にかたよった食事は太りやすいということ。血糖値が一気に上昇するため、内臓脂肪がたまりやすいんですね。タンパク質や野菜をバランスよくとり、血糖値の上昇をゆるやかにすることが内臓脂肪をためないポイントです。
また、太り方には男女差があり、男性は女性より内臓脂肪がつきやすく、肥満による生活習慣病にかかりやすいんです。メタボの基準の1つ、腹囲のサイズが男性のほうに厳しいのはちゃんと理由があったんですね。
また、ウォーキングは20分以上歩かなければ脂肪が燃えないと言われていましたが、短時間の歩行でも効果があるそうです。週末にジムで汗を流すより毎日ウォーキングするほうが内臓脂肪を減らすには効果的。日頃からこまめに身体を動かすことがメタボ対策の近道です。食欲とストレスの関係も目からウロコでした(^_^;)
発売後1カ月足らずで重版になり、出足も好調です。お腹まわりが気になる方は、ぜひ手に取ってみてくださいね。
●なるだけラクして内臓脂肪を減らす―最新の研究に基づくすぐできる55の方法
(角川oneテーマ21)
著者:板倉弘重
価格:800円+税
発売:2014年6月
[内 容]
放っておくと糖尿病や脳卒中など、多くの病気を引き起こす内臓脂肪。でも、つらい運動や食事制限はやりたくない! そんな人のために栄養学の名医が教える効率的な内臓脂肪の減らし方。今日からすぐに取り組める食習慣、すきま時間でできる運動ほか、 肥満のメカニズム、ストレスと食欲の関係など基本的な情報もわかりやすく紹介。
[目 次]
第1章 簡単にできる!内臓脂肪を減らす食習慣
(朝食)朝食べるならトーストよりも卵かけごはん
(昼食)とんかつ屋よりそば屋のほうが太りやすい etc.
第2章 知っていると断然ちがう!内臓脂肪がつかない食材
(食べ順)まずは野菜。最後に炭水化物を食べるほうが太らない
(主食)白米やうどんより玄米やパスタが「約1.5倍」脂肪がつきにくい etc.
第3章 すきま時間でできる運動でお腹を無理なく凹まそう
(ウォーキング)5分のウォーキングでも脂肪は落ちる!
(通勤時間)電車内も貴重なエクササイズタイム etc.
第4章 ストレスを上手に発散して内臓脂肪をつけない生活
(ストレスと食欲)「ストレスで太る」は医学的にも正しい
(ストレスと脳)ストレスが減ると内臓脂肪はたまりにくくなる etc.
第5章 放置すると危ない!内臓脂肪との付き合い方
(メタボの基準)メタボはお腹まわりだけでは決まらない
(男女差)内臓脂肪は男性のほうがつきやすい etc. (2014.6.10)
〈追記〉
重版分からオビが変わりました(左側)。新バージョンのほうが可愛くて好きです♪(2014.7.22)
3刷になりました。新オビ効果もあり、ジワッと売れているようです。(2014.10.23)
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