ダイヤモンド・セレクト別冊「最新版これで完ペキ!安心の介護」2017年10月09日 09:39


安心の介護1

橋中今日子さんの「がんばらない介護」のお手伝いをしたご縁で、「ダイヤモンド・セレクト別冊〜これで完ペキ!安心の介護のお仕事をさせていただきました。安藤優子さんのインタビューほか、Part1〜3の執筆を担当しています。和田秀樹先生の「働きながら、親をみる」とあわせ、介護関連のお仕事はこれで3冊目です。

安心の介護2

安藤さんは認知症の母様の介護を約10年経験。最後は施設でお世話になることを選択されました。その後、お母様は日本発祥の臨床美術というアートセラピーに出会い、絵画を通じておだかやな毎日に。個展を開かれるまでになったというお話は感動的でした。

安心の介護3

介護保険の仕組みも複雑ですが、介護施設や高齢者住宅、老人ホームなどは種類も多く、さらにわかりにくいと思います。いざという時はお世話になるかもと気になりつつ、なかなか情報収集する機会がないというのが現実ではないでしょうか。

安心の介護3

「安心の介護」では介護保険の仕組みや在宅で受けられるサービスから、高齢者施設の種類とその違いをわかりやすく整理。段階を踏んで理解できる構成になっています。

特養や老健などの公共型施設は、費用は抑えられるものの、入所条件etc.の制約があり、民間型の施設は、最近急増しているサ高住(高齢者向けのサービスが付いた賃貸住宅)、グループホーム、介護付き有料老人ホームetc.さまざまな種類があります。

安心の介護5

気になる料金システムの話にも触れています。親の介護だけでなく、自分の老後を考えた時、どんな選択肢があるかを知っておくことは大切だな…とあらためて感じました。

Part4では、首都圏・東海・近畿の有料老人ホーム1516施設のランキングを掲載。実家近くのランキングをまじまじ眺めてしまいますが、東京23区内はやっぱり費用がかかるなあ…というのが実感です。具体的な費用のめやすや選び方の基準も掲載。介護世代におすすめの1冊です。


●これで完ペキ!安心の介護 最新版 老人ホームランキング
オンライン書店:アマゾン楽天ブックスhonto
価格:907円+税
発売:2017年9月

[内 容]
ある日、突然やってくる「介護」。わかりにくい介護施設や老人ホーム・高齢者住宅についての情報がぎゅっと詰まった1冊です。首都圏・東海・近畿の有料老人ホームランキングを掲載。

[目 次]
巻頭言 ある日、突然やってくる「介護」

Special  Interview 安藤優子
  「家族だけの介護はきっと煮詰まる。
  第三者の支えがあってこそ、乗り切れるんです。」

Part 1 介護の基礎知識
  ある日突然やって来る「介護」。家族がまずやるべきことは?
  要介護認定が下りるまで約1カ月。「介護保険」の申請手続きを知る
  どんな支援が受けられるのか。介護保険のサービスを知っておく
  「要介護度」によって変わってくる、費用負担とサービスの利用限度額
  「訪問」「通い」「宿泊」を1施設で 。注目の「小規模多機能型居宅介護」

Part 2 介護施設の種類
  身体状況・予算別〜最適な施設選びのフローチャート
  主な高齢者施設・住宅  さまざまな'老人ホーム
  安価だが制約が多い 、「公共型介護施設」の中身を知る
  元気な時からの入居も可能。「民間型老人ホーム」の内容を知る
  介護費用は親の年金や貯金を充当。知っておきたい「介護のお金」
  在宅介護か・施設介護か?  悩めるあなたのためのQ&A

Part 3 老人ホーム・高齢者住宅の選び方
  実際にはどれくらいかかる?  有料老人ホームの料金システム
  後悔しない、納得できる、介護付き有料老人ホームの探し方
  悠々自適の老後を楽しむ、自立型有料老人ホームの探し方

Part 4 首都圏・東海・近畿 
    自治体別「有料老人ホームランキング1516施設」
  首都圏:東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県
  東 海:静岡県 愛知県
  近 畿:京都府 大阪府 兵庫県
  首都圏・東海・近畿 高得点有料老人ホーム一覧

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がんばらない介護2017年03月31日 15:35


書影 がんばらない介護

介護する人のメンタルケアをテーマにした書籍「がんばらない介護」のお手伝いをさせていただきました。

いつか介護がやってくると思いつつ、当事者にならないうちは「まだ元気だし…」「縁起でもないから考えたくない」とついつい先延ばしにしがち。そして、いざ直面すると大変さに悩み、仕事や育児との両立に疲れ果ててしまう…。がんばりすぎた結果、介護うつや介護離職に至ることも少なくありません。さらに追い詰められて引き起こされるのが、虐待や介護心中などの痛ましい事件です。

著者の橋中今日子さんは、理学療法士として病院に勤務するかたわら、認知症のお祖母様、重度身体障害のお母様、知的障害の弟さんの3人をシングルで21年間介護してきた方。現在は、ご自身の経験をもとに、全国の市区町村や企業で「がんばらない介護」を伝え、介護離職を防止する研修やセミナーなど、多彩な活動を展開されています。

今回の本は、ご自身のブログ「介護に疲れた時に、心が軽くなるヒント」によせられた数多くの悩みから生まれました。介護する人に寄り添いたいとの橋中さんの思いから、具体的なエピソードを紹介し、悩みや質問に答えるかたちで展開しています。タイトルや見出しを話し言葉にして、ソフトな雰囲気にまとめました。複雑な介護保険の仕組みも「これさえ押さえればだいじょうぶ!」という実践的な内容になっています。

介護関連のお仕事は、和田秀樹先生の「働きながら、親をみる―自分の人生をあきらめない介護」以来、2冊目ですが、介護休業や時短勤務etc.の選択肢が増え、仕事と両立がしやすい環境が少しずつ整いつつあります。ただし、介護保険にしろ、介護休業にしろ、情報を知らなければ活用することもできません。まわりに介護する方がいらっしゃればぜひご一読ください。介護予備軍の方、介護中の方に役立つ情報満載です。

●がんばらない介護
著者:橋中今日子
発売:ダイヤモンド社(コチラで立ち読みできます)
オンライン書店:アマゾン楽天ブックスhonto
価格:1500円+税
発売:2017年3月

[内 容]
だいじょうぶ。もっとラクなやり方、ありますよーー。認知症の祖母、重度身体障害の母、知的障害の弟を1人で21年間介護してきた、理学療法士だからわかる「介護の心を軽くする36のコツ」。介護のつらさや苦しさを1人で抱え込まず、周囲の人たちと負担をわかちあいながら「がんばらない介護」を実践するための情報を紹介。

[目 次]
第1章 「1人でがんばらなくていいんですよ」
     ―介護保険制度やサービスを使いこなす方法
    「どこに相談すればいいの?」
     →迷ったら“介護のよろず相談所”地域包括支援センターへ
    「制度が複雑でわからない…」
     →介護のことは自分で勉強せず、専門家に聞くのが早い etc.
〈教えて介護保険1〉一番下の「要支援1」でも介護サービスが受けられる

第2章 「仕事を辞める必要はないんですよ」
     ―介護と仕事を両立させる方法
    「介護の大変さ、わかってほしい」
     →1人で抱え込まず、愚痴や弱音を吐ける相手や場所をつくる
    「特別扱いはできないよ」
     →介護休暇をフル活用し、有給休暇は自分のために使う etc.
〈教えて介護保険2〉「要介護2」より「要介護3」のほうが使えるサービスの幅が広がる

第3章 「家族だからって辛抱しなくていいんですよ」
     ―家族間のトラブルを解決する方法
    「あの親の介護をなぜ私が?」
     →関係がよくない親なら、愛ある介護じゃなくていい
    「私1人に押しつけないで!」
     →きょうだいとは得意なことを分担、親戚はイイトコどりで etc.
〈教えて介護保険3〉「要介護」のランクがあがらないときは伝え方を変える

第4章 「息抜きの時間が一番大切なんですよ」
     ―“介護うつ”にならない方法
    「施設に行かせるのはかわいそう」
     →親がいやがるのは最初だけ。介護サービスはどんどん利用する
    「入浴や食事をゆっくりしたい!」
     →介護の場から完全に離れて、自分の時間をつくる etc.
〈教えて介護保険4〉 施設での介護が現実的になる「要介護4」

第5章 「自分の人生を優先していいんですよ」
    ―介護で人生をあきらめない方法
    「たびたび帰省する時間がない」
     →遠距離介護こそ、介護サービスをフル活用する
    「私だけ幸せになっていいの?」
     →介護を理由に、恋愛や結婚をあきらめてはいけない etc.
〈教えて介護保険5〉「要介護5」では、施設の活用のしかたがカギになる

〈追記〉
「がんばらない介護」の特集ページに掲載されている、落合恵子さんとの対談をまとめさせていただきました。落合さんのエッセイ「母に唄う子守唄ーわたしの介護日誌」「同 その後」は、介護の日々と同時進行で新聞連載されていたものです。つらく哀しく苦しい思いがおありだったでしょうに抑えた筆致で書かれていて感銘を受けました。

母に唄う子守唄.jpg

清掃はやさしさ―世界一清潔な空港を支える職人の生き様2016年07月06日 15:50


清掃はやさしさ

日本の空の玄関口、羽田空港。エントランスに次のような言葉を刻んだモニュメントがあるのをご存じでしょうか。「訪れる人に安らぎを、去りゆく人にしあわせを」。そして、この言葉を理念に、空港で働く人たちがいます。

新津春子さん。編集協力させていただいた「清掃はやさしさ」の著者です。新津さんは中国で生まれ、中国人として成長。ところが小学生の頃、お父様が中国残留日本人孤児だとわかり、「リーベングイズ(日本鬼子)!」といじめられる日々が始まります。

お父様は日本で暮らす道を選び、一家5人で来日。頼れる親戚もなく、言葉も不自由な中、生きるための仕事を探し続け、たどりついたのが「清掃」でした。しかし、今度は「中国人のくせに!」といじめられる…。なんと理不尽なことでしょう! 戦争の傷跡の深さ、祖国でない国で暮らす大変さ。胸が痛くなると同時に、恵まれない環境の中、家族が力をあわせて生き抜く強さに感動しました。

その後、新津さんは清掃のプロをめざし、「ビルクリーニング技能士」の資格を取得。清掃の技を競う競技会では、最年少で優勝。日本一の栄誉に輝きます。昨年、NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」254「清掃のプロスペシャル」266「心を込めて、当たり前の日常を」)にも登場し,彼女の生き方や清掃へのこだわりは大きな反響を呼びました。

平和な環境で生まれ育った人間には、想像もつかない波乱万丈の人生。でも、あきらめずに進んでいけば、自分らしく生きる道がきっと見つかる。清掃という仕事に真摯に取り組み、自分の居場所を見つけた新津さんの姿には学ぶところがたくさんあります。

羽田空港は2013年・2014年に続き、2016年に再び清潔な空港世界一に輝きました。その栄光に新津さんの存在があることも、多くの人に知っていただければと思います。


●清掃はやさしさ―世界一清潔な空港を支える職人の生き様
著者:新津春子
発売:ポプラ社
オンライン書店:アマゾン 楽天ブックスhonto
価格:1400円+税
発売:2016年3月

[内 容]
「2年連続世界一清潔な空港」に選ばれた羽田空港。きれいな空港を支える清掃スタッフには、波乱万丈の人生を送ってきた1人の女性がいたーーー。中国残留日本人孤児二世として生まれ、中国でも日本でもいじめられた女の子が、苦難を乗り越え、日本一の清掃職人になるまでを描く。

[目 次]
序 章 空港は私の居場所
    空港はおもてなしの場
    「清掃」と「掃除」の違い
    やさしい気持ちがよい清掃につながる etc.
第1章 中国から日本へ ―「私ってなに?と問い続けた」
    「リーベングイズ」の写真
    突然のいじめと苦悩
    夢の国にっぽん etc.     
第2章 運命の決断 ―「できるのは清掃だけだった」
    日本人「田中春子」として生きる
    誰もやりたがらないからこそチャンスがある
    運命を変えた1枚のポスター etc.
第3章 私の道 ―「私の道、ついに見つけた!」
    「正しい清掃」を知る
    鈴木先生との出会い
    新しい職場は羽田空港 etc.
第4章 清掃のプロへの一歩 ―「ビルクリーニング技能士になる」
    空港清掃の難しさ
    最初のハードル
    「一番でなくてはダメ」 etc.
第5章 日本一の称号 ―「これで少しは恩返しができた!」
    自分を初めて振り返る
    道具にも汚れにもやさしく
    かたちから笑顔を etc.
第6章 恩人の死 ―「常務、どうして死んじゃったの?」
    イチ清掃員から教える立場に
    1つでも覚えてくれたらうれしい
    信頼する仲間の死 etc.
第7章 2年連続世界一清潔な空港 ―「空港をきれいにする。それが私の使命」
    お客さま満足を考えながら仕事を
    空港は私たちのステージ
    「プロフェッショナル 仕事の流儀」に出演
 etc.

〈追記〉
先月17日に新津さんがTBSの「金スマ」に出演されました。番組まるごと新津さんの特集だったこともあり、反響が大きく4刷決定!オビも金色に変わり、輝いております☆

「清掃はやさしさ」4刷

日本の最も美しい図書館2016年02月22日 11:30


日本の最も美しい図書館

子どもの頃,かなり本気で「図書館に住みたい」と思っていました。知らないことを教えてくれ、いろいろな物語の旅に連れていってくれる本がいつでも自由に手に取れる図書館は、私にとってワンダーランドだったのです。

あのワクワク感は、見知らぬ世界への扉がこんなにもある!ということを目の当たりにするのが、嬉しかったのかもしれません。図書館は本との素敵な出会いをたくさん提供してくれる場所でした。奇しくもカバーになっている国際教養大学の図書館は、学生が24時間365日利用できる“眠らない図書館”です。

日本の最も美しい図書館map

執筆を担当した「日本の最も美しい図書館」には、個性的で美しい図書館41館が収録されています。図書館の図録は昨年から静かなブームで、「世界の夢の図書館」「世界の美しい図書館」「美しい知の遺産 世界の図書館」etc.が刊行されていますが、日本にもアートな図書館が各地に存在しています。世界最大の旅行サイト、トリップアドバイザーが選んだ「死ぬまでに行きたい世界の図書館15」には、日本の図書館が2館ランクインしていて本書でもご紹介しています。

日本の最も美しい図書館 武蔵野プレイス

商業建築と異なる点は、パブリックな建物だけに公共図書館は地域のランドマークにふさわしい建築物として設計され、大学図書館には知の殿堂らしい風格や創造性があることです。また、単に本を収蔵するだけでなく、本との出会いをつくり、読書や学習が快適にできる滞在型の空間が主流になっているのですよね。オープンテラスがあったり、公園に隣接するゾーニングetc.、気持ちよく過ごせる工夫が多い点も印象的でした。

日本の最も美しい図書館 成蹊大

斬新な構造の未来型図書館も素敵ですが、廃校になった小学校や操業を停止した工場をリノベーションした図書館もあります。スクラップビルドではなく、人々に愛されてきたレトロな建物を残し、地域の記憶を次の世代につなぐ役割を果たしているんですね。また、昔は事業で成功した資産家が図書館を寄付するケースがあったり、100年を越す歴史を持つ図書館、町おこしに結びついた図書館もあり、本好き・図書館好きには嬉しい発見がいろいろありました。各地の図書館、ガンバっています!

日本の最も美しい図書館 多摩美

映画「図書館戦争」のロケ地になった図書館も取り上げていますが、この秋には第二弾の映画「図書館戦争 THE LAST MISSION」の公開に加え、ドラマ版「図書館戦争 BOOK OF MEMORIES」も放映される予定だそうです。ご紹介した図書館がいくつか登場するのでは?と今から楽しみにしています。

●日本の最も美しい図書館
文 :立野井一恵
オンライン書店:アマゾン楽天ブックスhonto
価格:1800円+税
発売:2015年5月

[内 容]
一度は訪れたい日本の美しすぎる図書館
歴史的な建物を今も使い続けているレトロ図書館から
モダニズム図書館、最新の図書館まで
読書に集中できなくなるほどに美しい41館を厳選しました。

[目 次]
■関東甲信越エリア
 武蔵野市立ひと・まち・情報 創造館武蔵野プレイス 東京都京都武蔵野市
 多摩美術大学図書館(八王子キャンパス) 東京都八王子市
 成蹊大学図書館 東京都武蔵野市
 国立国会図書館国際子ども図書館 東京都台東区
 北区立中央図書館 東京都北区
 東京大学総合図書館 東京都文京区
 千代田区立日比谷図書文化館 東京都千代田区
 江東区立深川図書館 東京都江東区
 中央区立日本橋図書館 東京都中央区
 神奈川県立図書館 神奈川県横浜市
 千葉市中央図書館 千葉県千葉市
 水戸市立西部図書館 茨城県水戸市
 山梨県立図書館 山梨県甲府市
 小布施町立図書館まちとしょテラソ 長野県上高井郡
 十日町情報館 新潟県十日町市
■近畿エリア
 京都府立植物園きのこ文庫 京都府京都市
 京都国際マンガミュージアム 京都府京都市
 京都府立図書館 京都府京都市
 国立国会図書館関西館 京都府相楽郡
 京都芸術センター図書室 京都府京都市
 大阪府立中之島図書館 大阪府大阪市
 洲本市立洲本図書館 兵庫県洲本市
 神戸市立東灘図書館 兵庫県神戸市
 篠山市立中央図書館 兵庫県篠山市
 赤穂市立図書館 兵庫県赤穂市
 関西学院大学図書館 兵庫県西宮市
 神戸大学図書館社会科学系図書館 兵庫県神戸市
 甲良町立図書館 滋賀県犬上郡
■東海・北陸エリア
 日進市立図書館 愛知県日進市
 高山市図書館「煥章館」 岐阜県高山市
 志摩市立図書館 三重県志摩市
 金沢海みらい図書館 石川県金沢市
 福井県立図書館 福井県福井市
東北エリア
 国際教養大学中嶋記念図書館 秋田県秋田市
 仙台市民図書館 宮城県仙台市
 宮城県図書館 宮城県仙台市
 大船渡市立図書館 岩手県大船渡市
中国・九州エリア
 県立広島大学広島キャンパス図書館 広島県広島市
 山口市立中央図書館 山口県山口市
 武雄市図書館・歴史資料館 佐賀県武雄市
 北九州市立中央図書館 福岡県北九州市             (2015.6.16)

〈追記1〉
日本の最も美しい図書館アマゾン1位
日本の図書館を建築視点で取り上げた本はなかったので、好評のようです。ニッチなジャンルながら、アマゾンの図書館関連書籍で時々1位になっています。 (2015.6.27)


〈追記2〉
産経ニュース書評が掲載されましたp(^_^)q            (2015.6.29)

〈追記3〉
産経新聞読書面
産経新聞本紙の読書面(6/28付)にも載っておりました。紙媒体に掲載されるのはやっぱり嬉しいですね(^_^)                         (2015.7.2)

〈追記4〉
赤穂民報紹介記事が掲載されました。                (2015.7.3)
〈追記5〉
産経ニュースに「ツタヤ図書館だけじゃない こんなにある『日本の最も美しい図書館』」が掲載されました。写真もたくさん紹介されています。    (2016.2.22)

働きながら、親をみる―自分の人生をあきらめない介護2015年06月26日 15:50


書影 働きながら親をみる

精神科医で老人医療の専門家でいらっしゃる和田秀樹先生の本をお手伝いしました。テーマは「介護」。日本はすでに超高齢社会(人口の21%以上が65歳以上の高齢者)ですが、2025年には団塊の世代が後期高齢者入りし、介護問題はますます大きくなっていくでしょう。そして統計によれば年間10万人以上もの人が介護のために離職しています。

仕事と介護の両立がそれだけ厳しいということですが、少子化が進み、労働人口が減る中、働き盛りの人々がキャリアを捨て、親の介護をせざるを得ない状況は、非常に残念なことです。一方で、親の老いから目をそらしたい、できれば先送りにしたいという気持ちが子ども側にあり、十分な準備ができていないのもまた事実ではないでしょうか。

私自身、介護保険の仕組みについて今まで何も知りませんでした。どういうサポートが受けられ、そういう手続きが必要で、費用がどのくらいかかるのか。そもそも介護保険とは40歳から終身、保険料を払い続ける(65歳以上は年金から差し引かれます)保険だということすら認識していなかったのです。

日本人は親の介護に関して「お上の世話になる」のをためらう傾向がありますが、健康保険と同様のシステムなので、必要な場合は積極的に活用すべきですよね。住宅リフォームの補助や介護機器のレンタルetc.も対象になっています。

家族だけの介護はストレスがたまりますが、プロに相談できればマンパワーも情報も格段に違ってきます。ただ、他の公的制度同様、介護保険もあくまで申請主義なので、介護する側が手続きしなければサポートは受けられません。制度の内容を理解しているかどうかで、精神的にも経済的にも負担がずいぶん変わってくると感じました。

先生のお話をうかがって、認知症についても理解が深まりました。胸を突かれたのが、「認知症になっても最後まで感情は残る」ということです。できないことが増えていっても、人としてのプライドはある。たとえば、身内に対しても丁寧な言葉使いをするのは失礼があってはいけないという気持ちからですし、攻撃的になったり、物がなくなったと騒ぐのも自分自身に対する不安の裏返しなのです。いちばんもどかしい思いをしているのは本人なのだと知るだけでも対応が変わってくる気がしました。

老人医療の現場でたくさんのケースを見てこられた和田先生ならではのノウハウがたくさん詰まった1冊。介護保険から施設の種類、認知症への対応、気になる費用の話までひととおりのことがわかる内容です。基本的に1項目が見開きで完結、気になる部分から目を通しやすい構成。電子書籍でもお読みいただけます。

●働きながら、親をみる―自分の人生をあきらめない介護
著者:和田秀樹
発売:PHP研究所
オンライン書店:アマゾン (電子版はコチラ)、楽天ブックスhonto
価格:1400円+税
発売:2015年5月

[内 容]
もし明日、親が倒れたら―。仕事はどうする? 遠距離だったら? 誰に何を頼めばいい? 介護保険から施設の種類、成年後見人制度、利用できるサービスまで、介護に必要な情報を紹介。いつか必ずやってくるその日のために、早めの知識と対策を。自分の人生をあきらめず、親と双方のを幸せをめざす方法を考える。

[目 次]
第1章 介護離職のリスクに備える基礎知識
    ―現状を認識し、介護の現実を知る
      ほんとうに介護が必要になるのは、85歳以降
      「隠れ介護」のビジネスパーソンは1300万人? 
      孝行息子が危ない 男性シングル介護の現実 etc.
第2章 知っておきたい「介護保険」と「介護休暇」
    ―仕組みとサービスを理解する
      介護保険は親との同居・別居の別なく申請できる
      事前準備は地域包括支援センターから
      介護休暇と介護休業をフルに活用 etc
第3章 賢い介護施設の選び方と民間サービス
    ―共倒れを防ぐための対策を考える
      離れて暮らす親をどうみるか
      施設に入れるその前に ショートステイの活用 
      民間の有料老人ホームの選び方 etc
第4章 認知症の親との向き合い方
    ―思い込みや先入観を捨て、怖がらない
      高齢者の3人に1人は認知症とその予備軍
      知っておきたい認知症の初期サイン
      認知症とうつを見分けるポイント etc
第5章 冷静に考えるお金の話
    ―親の財産は介護のための大きな資金
      知っておきたい親の年金と財産
      成年後見制度で財産管理
      「リバースモーゲージ」で介護資金をつくる etc
第6章 ほんとうの親孝行を考える
    ―自分の人生をあきらめず、親の幸せも実現しよう
      「介護うつ」で倒れるリスクも考慮する
      「在宅介護」と「在宅看取り」を混同しない
      親孝行するなら、要介護になる前に etc

〈追記〉
介護関連の書籍を何冊か読みましたが、認知症に関しては下記の本もおすすめです。

認知症の人を愛すること

(ポーリン・ボス=著 和田 秀樹=監訳 森村 里美=訳 誠信書房)
愛する人が認知症になり、どんどん変わっていく…。
終わりの見えない介護と向き合う7つの指針を家族心理の世界的権威がアドバイス。
実践的なのに涙ぐんでしまう本でした。

(野村進=著 講談社)
重度認知症治療病棟のお年寄りたちに長期間密着した画期的なルポ。
壮絶な介護の現場に圧倒されますが、
登場するお年寄りが愛おしくもあり、それぞれの姿に涙があふれました。(2015.6.14)

〈追記2〉
本日発売の「夕刊フジ(6/27付)」11面に書評が掲載されました。(2015.6.26)
夕刊フジ150627