アルハムブラ@西日暮里2009年08月12日 19:00

アルハムブラ@西日暮里
フラメンコの発表会に招待してくれた友人のコピーライター・Mちゃん、一緒に行ったデザイナーのYちゃんと3人で、先週、アルハムブラに遠征しました。フラメンコショーが見られるスペイン料理のレストランです。

☆フラメンコの発表会(本ブログの過去記事です)
http://officesasaki.asablo.jp/blog/2009/07/08/4418888

西日暮里という場所が不思議ですが、創業30年の老舗だそう。店構えやインテリアにも風格が漂い、いい雰囲気です。

当日の編成はギター、カンテ(歌)、パルマ(手拍子)、カホン(打楽器)に、ダンサー6人(だったかな)。ソロあり、ペアあり、群舞ありとさまざまな踊りが間近で見られました。フラメンコの練習はまず、ターンや手の動きから始めるとか、ステップのうまい人ほど華麗な足さばきが映えるパンツスタイルが多い、叩いているのは単なる箱に見えるけど、れっきとした打楽器etc.Mちゃんのコメント付きでより楽しめました。

発表会のカンテは男性でしたが、今回は女性だったのも新鮮。結構、低く、これはまさにアルトな音域ですね〜。切々と歌いあげる発声も独特な感じなのはスペイン語のせいなのかな。ボサノヴァにも少し似てる気がしました。リズムと歌詞がネックですが、機会があればかじってみたい〜(^_^)

メニューを見たMちゃんは、以前に比べて値上がりしてる!と不満そうでしたが、お料理も美味しく、ショーチャージが1回600円はお値打ちかと思います。しかし、その後は庶民派居酒屋に移動。スペインな夜でおしゃれに終わらず、フリーランス女子3人のおしゃべりが続いたのでした(^_^;)

☆アルハムブラ
http://www.alhambra-spanish.com/index.html
JR西日暮里駅の改札を出てスグ。日によってベリーダンスも見られるそうです。

ユーフォニアムの演奏会2009年07月25日 11:12

ユーフォニアムの演奏会
ユーフォニアムという楽器をご存じでしょうか。かくいうσ(^_^)もまったく知らず、ダンナの友人、伊左治直さんの新曲が初演される演奏会に出掛けて初めて認識しました。

一般的には「テューバ」のような金管楽器というほうがわかりやすいかも。ただし、音域がもう少し高くて、ホルンやトロンボーンとほぼ同等。オーケストラでは「テナー・テューバ」という指定のパートを演奏することが多いそうです。吹奏楽ではすでにポピュラーで、ソロ楽器としても脚光を浴びつつあるとか。

最初は楽器に興味津々で、構造や運指に目を奪われていたのですが、次第とやわらかい朗々とした音色に魅せられていきました。いかにも金管な、ごつい外見にくらべて、意外とアコースティックで、なんだかホッとする優しい音なのです。語源がギリシア語の「良い響き」というのも納得。

演奏者は女性の小寺香奈さん。ピアノ伴奏がつくリサイタルで、バロックから現代音楽まで全7曲。室内楽のヴィヴァルディの曲にもぴったりあうのが不思議でした。

伊左治さんの曲は、ユーフォニアムの形状からイメージした「午後のタツノオトシゴ」という愉快なタイトルで、「海」をほうふつとさせる夏らしい作品。楽器の特徴を最大限に追求したアレンジが盛り込まれ、ユーフォニアムの魅力を充分感じることができました(しかし、音にしないで息だけ、ピアノの鍵盤を撫でるだけetc.の演奏は結構、苛酷かと・・・(^_^;) この手の奏法は彼の作品にはよくあって、新しい音との出会いや楽器の可能性を感じていつも感動します。あと音だけ聞いていても曲の“物語”がなんとなくわかるんですよねえ)

たくさんの楽器が溶け込むオーケストラもいいのですが、単体の楽器のコンサートも楽しいですよね。アンコールで演奏された小品3曲も素敵でした。しかし、大きな楽器なので、体力が必要だろうなあ。小柄な小寺さんなのに・・・演奏にはやっぱりスタミナと腹筋だ!なんてことを思いつつ、ホールを後にしました。

☆ユーフォニアム奏者小寺香奈さんのブログ/こてかな日記
http://blog.goo.ne.jp/kana29euph/e/a252bec8c0d07ec97ffe45abd0c8ef9a

☆ユーフォニアムとは
http://dic.nicovideo.jp/a/ユーフォニアム
※アクセスする時はURLをコピペしてくださいませm(_._)m

☆MUSICASA(ムジカーサ)
http://www.musicasa.co.jp/top.html
会場は鈴木エドワード氏が設計したおしゃれなホール。こぢんまりしていながら音が響く快適な空間でした。

フラメンコの発表会2009年07月08日 10:57

フラメンコの発表会
日曜日、新宿文化センターに、友人のコピーライター・Mちゃんが習っているフラメンコの発表会を見に行きました(フラメンコの舞台は今は亡きアントニオ・ガデス率いる舞踏団の来日公演以来・・・かも。奇しくも同じ会場でした)。

シロウト集団だし、100人ぐらい延々と出演するから適当に出たり入ったりしてね!と言われましたが、いやいや、どうして。先生のソロステージからしっとりと始まり、グループごとに披露されるフラメンコの世界にどんどん引き込まれていきました。男性の生徒さんもいて、カッコよかったし(^_^)

鮮やかなスカートさばきとリズミカルなタップが、いいのですよね〜衣装も華やかで(受付でいきなりメイクばっちりのMちゃんに遭遇。普段とはまるで別人・・・綺麗で感動☆)、手の動きがむずかしそうだけど、ハマればすっごく楽しいだろうな。ちょっとやってみたくなりました。

それに最初はダンスのほうに目を奪われましたが、音楽もとてもよかったのです。ステージはオール生演奏。歌(カンテ、と言うんだそうです)と手拍子(パルマ)、パーカッション、フラメンコギター&バイオリンの響きがせつなく、また美しくて、気持ちよくトリップできました。

最後はロビーに出てきたMちゃんと記念撮影。情熱的な赤いドレスがお似合いでした〜。一緒に行った友人のデザイナー、Yちゃんもノリノリ。しかし、おたがいあのドレスを着る体型&顔立ちではないかもということで一致し、会場を後にしたのでした(^_^;) 

☆L'escargot Design(Yちゃんのブログ記事です)
http://blog.zaq.ne.jp/lescargot/article/191/

歌舞伎座限定「めでたい焼」2009年03月18日 22:24

歌舞伎座限定「めでたい焼」
唐破風の風情ある外観はもちろん、雑多な館内も歌舞伎座のいいところです。劇場としては狭いホール、一幕見席も入れると実質4階建なのにエレベーターもないという不便さ。ところが、食事処や売店はあちこちに設けられていて、食欲・物欲・買物欲が刺激される仕掛け。まったく関係ない服やバッグまで売ってて、???だけど、「遊びに来てるんだから、いいんじゃな〜い」という雰囲気が面白いんです。

3階では狭い通路に鯛焼きのお店が。香ばしく甘い香りが漂い、縁日のよう。これぞ、歌舞伎座名物「めでたい焼」です。紅白の白玉入りの特別バージョン。初めて食べたのですが、皮はパリッと、北海道産あずきを使った餡はほどよい甘さで、白玉のモチモチ感がアクセントになって、なかなか美味しい。友達と半分こしても食べごたえがありました。

確か夏は、モナカアイスのお店に変身するんですよね・・・建て替えが決まり、2013年には高層ビルに生まれ変わる歌舞伎座。機会があれば、また名残を惜しみたいと思います(今年1月から「さよなら公演」が始まってますが、来年の4月まで続くんですよね。その商魂たくましさも、歌舞伎座らしくて笑っちゃいます(^_^)

☆歌舞伎座限定「めでたい焼」
http://r.tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/13055097/
鯛焼きの雄姿はコチラで。箱入りのお土産もあるんですが、今の時季は品薄な模様・・・

歌舞伎「元禄忠臣蔵」2009年03月16日 22:05

歌舞伎「元禄忠臣蔵」
週末に歌舞伎座で「元禄忠臣蔵」を見ました。伝統芸能を見る職場の観劇サークルに参加している友人が、誘ってくれたのです。Aちゃん、いつもありがと〜♪ 手間ナシで見られて幸せです☆ しかも3階席なので気楽&リーズナブル!(^_^)

今回の演し物は、真山青果作の「元禄忠臣蔵」。昼・夜通しでやっていて、夜の部は團十郎・幸四郎・仁左衛門で大石内蔵助が見られるという趣向のようでした。いや〜、忠臣蔵って、やっぱり日本人の琴線に触れるものがありますよね・・・大河ドラマほか、数々の時代劇で、数え切れないほどの浅野内匠頭や内蔵助、吉良上野介に出会ったと思いますが、その時によって見方が変わります。

たとえば、子どもの頃は単純な仇討ち話として見ているんだけど、年齢を重ねるにつれ、突然の刃傷沙汰で人生が激変する家臣の動揺、その後の身の振り方に思いを馳せますし、義のために命を捧げるにしろ、別の道を選ぶにしろ、苦渋の決断だったろう・・・と考えてしまいます。

私たちが見た昼の部は「江戸城の刃傷」「最後の大評定」「御浜御殿綱豊卿」の3幕。真山青果は明治の人なので、歌舞伎らしい派手な演出は抑え気味で、精神的な葛藤を中心にした渋めな忠臣蔵・・・という印象でした。ただ、回り舞台を駆使したダイナミックな場面転換が鮮やかで、見応えがあり、掛け声もたくさんかかって、客席と一体感のある舞台でした。

特に3幕目の「御浜御殿綱豊卿」での仁左衛門(次期将軍となる徳川綱豊役)と染五郎(赤穂浪人・富森助右衛門役)の応酬がよかったですね。仇討ちの決意を確かめようとする攻防が繰り広げられるのですが、新旧イケメン対決って感じでおもしろいです。でも、やっぱり仁左衛門が圧倒的によくて「きゃ〜、素敵☆」とトキメキました(^_^;) 甲府35万石の、堂々としているのに色男なお殿様ぶりがすっごく板についています。

片岡孝夫時代には、坂東玉三郎との孝玉コンビが人気で(亡き祖母がファンでした)、TVにもよく出演されてましたっけ。神経質なインテリ系二枚目の役が多かったけど、やっぱり舞台の人ですよね。美形なうえに、声がよく通って所作も美しく、染五郎クンより何枚もうわてな風格にホレボレしてしまったのでした。

☆元禄忠臣蔵(げんろくちゅうしんぐら)
http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/2009/03/post_37-Highlight.html
歌舞伎座さよなら公演/三月大歌舞伎
2009年3月2日(月)~26日(木)