フェルメールからのラブレター展2012年03月07日 20:09


フェルメールからのラブレター展

渋谷のBunkamuraのザ・ミュージアムで開催されている「フェルメールからのラブレター展」に行ってきました。

今回は昨年の修復後、世界初公開!となる「手紙を読む青衣の女」を始め、3作品が来日。本格的な修復が施されただけあって、「青衣の女」はラピスラズリを使ったフェルメールブルーと呼ばれる独得の青が美しく蘇り、手紙を握りしめて真剣に読む女性の姿がひときわ印象的でした。

当時は「手紙」が最先端のコミュニケーション・ツールだったんですよね。海外貿易がさかんな時代でもあり、身近な人の安否は手紙で知るしかなかった。差出人が返事を受け取るまでに2年もかかる…なんてケースもけして珍しくなかったそうです。スマホや携帯で瞬時に連絡が取れる現代となんという違いでしょうか。

フェルメールからのラブレター展2

個人的には初めて見たフェルメール作品である「手紙を書く女」(写真右)との再会が楽しみでした。上野の国立西洋美術館でこちらを見つめる彼女と目があい、神秘的なオーラに引き寄せられたのをはっきり覚えています。当時はいま以上に西洋絵画にまったく疎かったので、フェルメールの作品だと知ったのはずっと後のことでした。

「手紙を書く女と召使い」(写真左)も2008年の展覧会以来、2回目でしたが、フェルメールの作品を見るのは「フェルメール《地理学者》とオランダ・フランドル絵画展」以来、1年ぶり。昨年は東日本大震災の直後でもあり、非常に感慨深く見たことが思い出されます。

今回もまた、3.11に近い時期なのが、なんだか不思議な巡り合わせです。しかも、東北地方での巡回が中止されたり、日本への作品の貸し出しに躊躇する海外の美術館が珍しくない中、この展覧会はまず京都で、次に被災地の宮城で開催され、東京にやってきました。三十数点しか残っていないフェルメールの作品が2年続けて見られること自体、まさにフェルメールから日本への「ラブレター」のように思える…というのは感傷的すぎるでしょうか。

そして、初夏にはフェルメールの代表作と言われる「真珠の首飾りの少女」が来日します。この作品も未見なので、すごく楽しみにしています♪


9月29日〜2013年1月6日、神戸市博物館で開催

あこがれのヴェネチアン・グラス展2011年09月11日 11:56


あこがれのヴェネチアン・グラス展

サントリー美術館で開催中の「あこがれのヴェネチアン・グラス展」に行ってきました。昔からガラスを見るのが大好きなので、美術館が赤坂見附にあった時から何度も訪れています。一昨年の薩摩切子の展示も非常に素晴らしく、こちらのガラス展は本当に見応えがありますね。

今回のテーマは、ヴェネチアン・グラス。世界最大級のガラスコレクションで知られるニューヨークのコーニング・ガラス美術館の特別出展を加え、15世紀半ばから現在に至るヴェネチアン・グラスの系譜をたどるというもの。

今でこそ、透明なガラスは珍しい存在ではありませんが、昔は門外不出の技術だったんですよね。ムラーノ島に職人が集められ、彼らは移動も許されなかったといいます。しかし、ヴェネチアン・グラスの美しさに魅せられた人々は多く、ヨーロッパ諸国を中心にその作品は広がり、南蛮船に乗って日本にもやってきます。北条氏や仙台の伊達政宗の居城から当時のガラスが出土していることには驚きました。

フランスのガラス作家、ルネ・ラリックが好きなので、エナメル彩などの装飾が多いヴェネチアン・グラスはイマイチ好みではなかったのですが、15〜16世紀に制作されたものはシンプルな美しさをもつ作品が多く、心惹かれました。繊細に彫り込まれた模様、レースガラスの編み目1つ1つに気泡を閉じこめたもの、一見陶器のように見える技法を使った作品etc.、とても素敵です。数百年も前のガラス作品なのに、ほぼ完全な形で残っているものを厳選して展示しているのが素晴らしい。

ちろり

サントリー美術館の収蔵品で有名な藍色のちろり。この作品もヴェネチアン・グラスの系譜を引いていたんですね。和ガラスにまで大きな影響を与えていることにあらためて驚きました。個人的には古い時代のガラスに感動したのですが、現代のガラス作家・江波富士子さんの「雨のち晴れ」という約100個のグラスを並べた作品(模様やカラーが微妙に変化して1個1個すべて違うのです!)も印象に残りました。

ひさびさに素敵なガラス作品をたっぷり見られて至福のひとときでした。誘ってくれた学生時代の友人、Aちゃんに感謝! 帰りはタリーズが展開する和カフェ「KOOTS GREEN TEE」でひとやすみ。初体験のほうじ茶フロート(甘さ控えめでなかなかイケます♪)をいただきながら、おしゃべりも堪能してきました(^_^)

☆あこがれのヴェネチアン・グラス展
 〜時を超え、海を越えて
六本木のサントリー美術館(東京ミッドタウン内)で
10月10日(月・祝)まで、開催中

フェルメール《地理学者》とオランダ・フランドル絵画展2011年04月07日 17:58


フェルメール「地理学者」

先週、仕事の切れ目に、渋谷のザ・ミュージアムに行ってきました。
フェルメールと出会うのは、2009年のルーヴル展以来、2年ぶり。
30数点と言われる彼の作品を、制覇できたらと願っているのですが、
これが12番目の作品になりました。

ああ、なんて静謐で美しい作品でしょう!
さほど大きくはなく、絵のモチーフも地味なのに、
どうしてこれほど人を引きつける力があるのだろう、と不思議に感じます。
窓から差し込む光、1つ1つの調度品、人物の表情、衣裳・・・・・
絵の前にいつまでもいたくなるほど、見飽きないのはなぜ?

「地理学者」は1669年に描かれた作品だそうです。
約350年前に制作された絵が、時代を超え、海を越えて、
2011年の今、ここにあるということが、奇跡のように思われました。
大震災の影響で中止になった展覧会があり、多くのイベントが自粛されたのに、
長年のあいだ受け継がれてきた作品が、
この春、日本の美術館に置かれ、静かな美の感動を伝えている。
あまりにも大きい震災の爪痕に打ちのめされ、
無力感に襲われた、私たちの心を癒してくれる贈り物のように・・・・・。
絵を見て、こんな気持ちになったのは初めてです。

一緒に展示されていた静物画、風景画、肖像画etc.
同時代に描かれたオランダ・フランドル絵画も見応えがあり、
地震直後の強烈な映像が残る目が、やさしく洗われていくようでした。

“二次的トラウマ”や“共感疲労”という現象が、実際あるようです。
被災地のみなさまとは比べようがありませんが、
やっぱり“3.11”以来、疲れていたのでしょう。

フェルメール「ラブレター展」

そして、今年の終わりには、13作品目のフェルメールに出会えます。
同じザ・ミュージアムで開催される「フェルメールからのラブレター展」では
“手紙”をモチーフにした3作品が展示予定だそうです。

順路を逆行して何度もフェルメールの前に戻ってしまう私に
つきあってくれた、友人のデザイナー、Gさんに感謝!
ランチしながら、おしゃべりにも花が咲き、楽しいひとときでした。
こういう何気ない日常がどんなに大切でかけがえのないものか。
ご苦労が続く方々に思いを馳せながら、しみじみと思うのでした・・・(涙)

5月22日まで、渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムにて開催中 
6月11日〜8月28日、豊田市美術館へ巡回

6月25日〜10月16日、京都市美術館で開催
12月23日〜3月14日、Bunkamura ザ・ミュージアムにて開催

オーストラリアプリザーブドフラワーフェア2011年02月16日 17:39


AKフェア

銀座のアンティークギャラリーで展示販売されることになりました。
2月19日(土)から3月3日(木)までオープニングフェアが開催されます。

美穂さんが手がけるお花は、オーストラリアのワイルドフラワー
不思議なパワーとヒーリング効果を持つと言われ、
一般のお花のイメージとは違う独得なフォルムが特徴です。
しかも、生花とドライの中間の状態を保つプリザーブド加工を施しているので、
やわらかさと香りが約半年〜1年程度持続。
ナチュラルでありながら個性的で、華やかなアレンジメントなのです。

彼女とは3年ほど前にあるセミナーで知り合い、
昨年、体験レッスンを受けてから、オーストラリアプリザの魅力にハマり、
12月にはクリスマスリーズづくりに挑戦してしまいました。
多彩な花材が面白く、ユーカリetc.の爽やかな香りにも癒されます。

日本ではまだ珍しい、お花の魅力に触れてみませんか。
会場はヴィクトリア朝のアンティークジュエリーや
アールヌーヴォーのギャラリー。目の保養になること間違いなし!です。
銀座方面にお出かけの際は、ゼヒお立ち寄りくださいませ。

AKフェア地図

☆オーストラリアプリザーブドフラワーフェア
期 間:2011年2月19日(土)〜3月3日(木)
時 間:11:30-19:00(※フェア期間中は無休)
    〒104-0061中央区銀座2-2-8銀座日商ビル1F(プランタン銀座並び)
    TEL/FAX 03-3562-7860

※DMやパネルetc.の販促ツール一式を、
 フリーランスの会(略称:FOS)のメンバーで作成しました。
 今後も楽しくコラボレーションできればいいなと思っています。

〈追記〉
好評のうちに無事終了し、素敵な出逢いもあったそうです。
百貨店やホテル、名古屋のギャラリーetc.でのお話もあるとか。
美穂さんの展示は何度か拝見しましたが、
毎回新しいアレンジがあって楽しいですね♪
今後のイベントもご紹介していきます。乞うご期待(^_^;) 
デザイナーFさんの詳細レポもご覧ください。写真満載です!(20011.3.4)

銀座フェア展示作品

THE GIFT BOX 102010年12月01日 23:35


THE GIFT BOX 10 DM

昨日、友人のデザイナーFさんがアドバイザーとして参加した「THE GIFT BOX 10」のオープニングへ行ってきました。10人のイラストレーターさんによる、飾って楽しく、使っておしゃれな作品がいろいろ。クリスマスシーズンにふさわしい展覧会でした。

行く前は「箱の展覧会って???」だったのですが、星形が入れ子になっていて、置いても吊しても使えるツリー型ボックスや、巻くだけで贈る気持ちが伝わるテープやタグ、ボックス型のカレンダー、実家で生産したお米をギフトにしたボックス、聖夜のための彼女への熱いプレゼントetc.、単なる箱を超えた工夫がいっぱいで、ワクワクしました。色と形と素材(おもに紙)が融合した立体的な世界なんですよね〜

THE GIFT BOX 10 会場

小さな雑貨ショップが並んでいるような会場構成も楽しく、オープニングトークでは発想の原点や創作のねらいetc.が作家本人から聞けて楽しかったです。名刺も個性的なものばかりで(^_^)してしまいました。ラフスケッチをあしらった印象的なご案内カードは、同じくアドバイザーのマルプデザインWさんの手によるもの。

この企画は、会場のギャラリーダズルのオーナーMさんの箱好きが出発点となり、2回のワークショップを経て実現したものだそうです。クリエイター同士をつないで、刺激的な創作活動をサポートしてらっしゃるのも素敵だな〜と感動しました。Mさん、FOSにもまたゼヒいらしてくださいね!

「THE GIFT BOX 10」は12月5日まで開催。大切な方への贈り物やラッピングのヒントを探しに行ってみませんか。思わず笑顔になれる作品の数々と出会えますよ。