ちちぶ銘仙館 ― 2008年09月01日 18:32
ホントはアウトドアしたくて、観光モードではなかったのですが、お天気には恵まれなかったため、町歩きも少し。アメリカの建築家、フランク・ロイド・ライトによる建物だという「ちちぶ銘仙館」に行きました。ジツはレトロ建築好き(洋風も和風も)なので、この手の物件(?)はつい立ち寄りたくなります。
ライトの作品は、明治村に移築されている帝国ホテルや池袋にある自由学園明日館が有名ですけど、秩父にもあったんですね。銘仙館はこぢんまりした建物ですが、モダンで懐かしいたたずまい。高い天井やドア、窓辺の雰囲気が印象的でした。ここの一室を喫茶ルームにしたら素敵だろうな・・・
秩父は昔から絹織物の生産が盛ん。特に秩父銘仙は、気軽なおしゃれ着として、明治時代から昭和初期にかけて、大人気だったそうです。銘仙館はもともと銘仙の試験場として建てられたものでしたが、今では工房付きの資料館になっています。軽く見学するつもりだったのに、織物ひとすじ○十年と思われるオジサマのガイドつきでびっくり(^_^;)
まゆ玉1コをほぐすと約1400mの糸が取れる(1本では細すぎるため、7本ほど撚って織り糸をつくるそうです)とか、1反の生地を織るのに約3000個のまゆ玉が必要とか、銘仙は反物を染めるのではなく、タテ糸をあらかじめ模様通りに染めてから織る。そのため裏表がなく、両面同じように着られて実用的など、へぇ〜を連呼してしまうトリビアなお話をたくさん聞きました。
秩父銘仙は南蛮風の縞が特徴らしく、粋できれいな色合いのものが数多く展示されていました。夏用の一重なので独特の透け感があり、鮮やかながら涼しそう。いま着ると、すごくおしゃれだろうな。
しかし、昔は着る物に、大変な手間をかけてたんですよねえ。だから、大事にしただろうし、文字通り「愛着」も湧いたんじゃないかな。洋服のほうが活動的だけど、着物のような季節感や風情はないな〜と思いました。
写真上:外観です。シロウト撮影では、よさが伝わらないのが残念・・・(>_<)
写真下:見づらいですが、右上のポスターは若尾文子さま。館内には池内淳子さまバージョンもありました。往時の隆盛がしのばれます。
☆ちちぶ銘仙館
http://www.meisenkan.com/
予約制ですが、染色や織りの体験もできるそうです。
松村秀雄写真展「GIFT」 ― 2008年09月03日 10:35
松村さんとは、企業モノや採用関連のお仕事が多かったのですが、現場でどんどんアイデアを出してくださるので、すごく頼りになりました。経験豊富でおもしろい方だから、取材帰りのドライブでお話するのも楽しみだったな〜(^_^)
今回は海外で撮られた写真が中心とのこと。仕事とはまた違った作品がたくさん拝見できそうです♪
☆松村秀雄写真展「GIFT」
http://matsumurahideo.com/
日 時:9月4日(木)~9月17日(水)
10:00~18:(最終日は15:00まで。日曜・祝日休館)
会 場:アイデムフォトギャラリー「シリウス」
http://www.photo-sirius.net/access.html
東京メトロ丸ノ内線・新宿御苑前駅そば
SOHO AWARDS 2008 ― 2008年09月06日 10:45

ノミネートされているアイテムがなかなか個性派ぞろいで、「こんなモノがあったの!」「これは便利」と発見もいろいろ。ちなみに現時点での1位は「世界の田中USBメモリー」です。どんなモノかは・・・以下のサイトをご覧くださいね(^_^;)
フリーランス&自営業の方はどなたでも推薦・評価できますので、よかったら、ご参加ください。投票&ノミネートは9月30日(火)までです。
☆ノミネート&評価一覧
http://www.soho-awards.org/awards2008/Nominate_List/
☆SOHO AWARDS って何?って方はコチラをどうぞ!
http://www.soho-awards.org/index.html
静物画の秘密展 ― 2008年09月08日 19:06
開催中の企画展は、ハプスブルク家が収集した美術品を所蔵するウィーン美術史博物館のコレクションから「静物画」をセレクトしたもの。しかし、ポスターetc.はマルガリータ王女の肖像画(ベラスケス作)だったため、ジツはそれだけ見てくればいいか・・・ぐらいの気持ちで出かけたのです(^_^;)
というのも、西洋の静物画といえば、卓上に果物や花などが並んだ作品が思い浮かぶのですが、なぜ、こういう画題が描かれるのか、正直、ピンと来ていなかったのです。花鳥風月を愛でる東洋の絵と比べ、モチベーションがよくわからないというか・・・でも、今回の展覧会で静物画に対する認識が変わりました。
四季折々の収穫物が精緻に丹念に描かれていて、とても迫力がありました。収穫の喜び、自然の造形の美しさを表現しようとする意図が明確で、非常に写実的に描かれているのだけど、スーパーリアリズムとはまた違った、みずみずしく輝くような存在感が素晴らしかったです。
そもそも静物画は、16世紀末にオランダで成立したそうで、ジャンルとしては案外、新しいのですね。歴史画・神話画・宗教画・肖像画のほうがより早い。言われてみれば、そうなんだ〜と納得しますが、ちょっと意外でした。その意外感は展示にも続き、たとえば、最初のコーナーは「雄牛の解体」という作品から始まります。
「これも静物?」と不思議な気がしましたが、オランダ語で生まれた静物、“still even”という言葉は“黙した生命”という意味で、フランス語ではもっと直接的に“nature morte”、“死んだ自然”という意味になるのだそうです。うう、全然、知らなかった・・・静物という言葉にそんな意味があったなんて・・・
狩猟画というカテゴリーもあって、狩りで仕留めた獲物が克明に描かれています。モチーフとしては無残なイメージがありますが、作品自体はむしろ静謐な印象でです・・・まさしく、黙した生命、死んだ自然そのものです。
同じコーナーに展示されていたバルテュス(虚栄)画は、髑髏(死を想え)や砂時計(時は流れる)で人生のはかなさや虚無を象徴するものだそうですが、それらの作品とのとのつながりもわかって、これが西洋の諸行無常の表現なのかと認識を新たにしました。
目玉のベラスケス・・・もよかったのですが、前半の人物があまり出てこない“黙した生命”主体の展示が、特に印象に残りました。わかりやすい解説が載った秘密パネル(展覧会タイトルにひっかけてですね)があちこちに掲げられ、シロウトにも理解しやすい構成で見応えたっぷりの展覧会でした。
☆ウィーン美術史美術館所蔵/静物画の秘密展
http://wien2008.jp/
9月15日(月・祝)まで、国立新美術館にで開催中。仙台・神戸・青森に巡回予定。
ブラックサンダー ― 2008年09月11日 13:02
ふむふむ。ゴツゴツした形でサクサクした食感、なかなか食べ応えがあります。甘味もしつこくなく、ココアクッキーと程よいコンビネーションで、結構おいしい☆ 1個30円だし、お手軽ですよね。
製造元の有楽製菓は、北京オリンピック出場にあたり、内村クンに300個ほど贈呈。「勝負食」として、北京にも数十個持ち込んだとのこと。いや〜、リーズナブルな投資なのに、宣伝効果バツグン(^_^;) 下記のサイトに販売個数のグラフが載ってますが、売れ行きはうなぎのぼり? ロンドン五輪に向けて、快進撃が期待されそうです。
☆有楽製菓/ブラックサンダー
http://www.yurakuseika.co.jp/03blackthunder/index.html
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