震災お見舞い申し上げます2011年03月25日 17:06

3月11日の東日本大震災から2週間が経ちました。
今も続く深刻な状況、被害の大きさには言葉もありません・・・
被災されたみなさま、心からお見舞い申し上げます。
亡くなられた方々のご冥福を謹んでお祈り申し上げます。

地震と津波だけでも千年に一度と言われるほどの規模。
押し寄せる情報と映像に圧倒され、呆然とするばかり・・・・・
次第に明らかになる残酷で巨大な爪痕に打ちのめされました。
無力感と何もできない罪悪感に襲われ、今思えば軽いPTSDだったかもしれません。

直接の知人で、大きな被害にあった人はいませんが、
2人ぐらいたどると簡単に「被災者」や「関係者」に行き当たります。
避難所で亡くなった家族の遺体を引き取りに行かれた方、
ご両親やご親戚、ご友人が避難中の方、
原発事故の処理に志願された方、東京電力の社員・・・・・

日本人全体で分かち合い、乗り切っていかなくてはならないですよね。
今は物資の不足と物流の確保が最優先ですが、
復興には長い長い年月と莫大な資金が必要だと思います。

すでに日本赤十字社中央共同募金会NHKをはじめ、各テレビ局で
募金が呼びかけられ、多額の義援金が集まっています。
草の根レベルの募金活動も活発ですね。

でも、せっかく募金するなら、
ふるさとやゆかりの地に対する生活支援や復興に役立ててほしいと
考える方も多いのではないでしょうか。

我が家はダンナが福島市出身なものですから、
地震発生直後から他人事とは思えず、福島県に寄付することに決めました。
今も史上最高頻度で「福島」を連呼され、
こんなことで有名になるとは、と憤りながらも泣いております・・・・・

大変恐縮ですが、被害の大きい太平洋側4県の募金先にリンクしておきます。
よろしければアクセスしてみてくださいませ。

●茨城県→コチラ
●福島県→コチラ
●宮城県→コチラ
●岩手県→コチラ

それぞれの立ち位置で、できることから1つずつ。
前向きな気持ちを忘れず、がんばっていきましょう!
被災地の方々に1日も早く穏やかな日々が戻ってくることを祈ります。

真央ちゃん、銀メダル!2010年02月26日 23:02

浅田真央、銀メダル!
真央ちゃん、銀メダルおめでとう! しかし、試合後のインタビューで彼女は泣きじゃくっていた。キムヨナに負けたのが悲しいのではない。パーフェクトの演技ができなかった自分が許せないのだ。初めての五輪で銀メダル。そこに満足しない彼女は本当に素晴らしい。

韓国のキムヨナは、パーフェクトの演技をした。確かにノーミスで滑りきった彼女の実力はたいしたものだ。が、ジュニア時代からライバルと言われた2人の演技は、今やまったく違ってしまった。キムヨナの演技は、勝利を得るための手段を逆算し、計算し尽くされたもの。浅田真央の演技は自分の技を積み上げた先に勝利があると信じたもの。ベクトルの方向がまるで違う。

いつ頃からだったろう。ルール改正もあり、キムヨナの演技には非常に高い得点が出るようになった。誤解を恐れずに言えば、演技の印象よりも得点のほうがはるかに高い。減点を最小限にとどめ、加点を最大限にゲットする。そういう戦略的なプログラムに変わっていったのだ。

キムヨナのコーチ、ブライアン・オーサー氏は、カナダ出身のスケーター。かつては“Mrトリプルアクセル”と呼ばれた人だ。しかし、金メダルが期待された地元開催のカルガリ五輪で失敗。銀メダルに終わる。「真央に勝つためにトリプルアクセル教えてくれ」と懇願する彼女を説得し、リスクの高いトリプルアクセルを回避させたのはコーチの影響も大きいという。

バンクーバー五輪は、“同い年のライバル”の対決を超え、オーサー氏には母国での雪辱戦、韓国では官民挙げて取り組む国歌的なプロジェクトになってしまった。北米大陸を意識した選曲(「007」は嫌いじゃないけど、SPはエキシビジョンじゃないはずだ)、採点方式に沿って緻密に練り上げられたプログラム。勝つための戦略としては正解なのだろう。実際、計算通り、いやそれ以上の結果が出た。

それに対して、真央ちゃんは自分の最大の武器であるトリプルアクセルにこだわり、フィギュアの王道を歩ませようとするタラソワコーチとともに、リスキーかつ難度の高い技に挑み続けた。重厚な曲、技と技のつなぎの部分にまで、芸術性のある動きを入れようとする苛酷なプログラム。今シーズンの低迷は、浅田自身が自らに課したハードルの高さの現れにほかならない。

調整は長引いたが、五輪でのトリプルアクセル成功は、伊藤みどり以来。しかもショート&フリーで3回の成功は、女子世界初の快挙だ。浅田真央は間違いなく、記録にも記憶にも残るスケーターになったのだ。審判やルールによって変わる得点ではなく、自分自身の技で。アクセル以外でも鳥肌が立つほど凄みのある演技だったと感じるのは私だけだろうか。

“世界最高得点”の金メダリスト、キムヨナは世界選手権を待たず、これで引退するかもしれない。しかし、真央ちゃんは今後も競技を続けるはずだ。4年後のソチ五輪で彼女は23歳。トリノ五輪の荒川静香よりも若いのだから。まだあどけなさの残る彼女が今後、“大人の女性”してどう花開くのかが楽しみだ。ライバルが去り、新しいライバルが登場しても、彼女の道はこれからも続いていく。

PS
男子女子6人全員入賞すること自体、フィギュア史上まれに見る快挙ですね。日本人として誇りに思います。

〈追記〉
冷静に分析したブログ記事を見つけました。(2010.2.27)
 ↓
☆フィギュアスケートと採点
http://d.hatena.ne.jp/font-da/20100226

お茶道具の形見分け2010年01月27日 19:12

形見分けのお茶道具
学生時代から十数年、友人と一緒に茶道を習っていました。結局、着物は1人で着られないし、美しい所作や立ち居ふるまいは身につきませんでしたが、たま〜に抹茶を点てることがあります。お茶が出るお席でも動揺せず、お盆点前ぐらいなら今でもなんとかイケる・・・かな。

習っていた先生が引退されて以来、茶道からは足が遠のいていましたが、先日、お茶道具を受け取りました。昨年の夏、先生が亡くなられ、弟さんが「ゆかりのあった方々に使っていただけたら」と送ってくださったのです。亡くなられたご主人と2人暮らしだった先生は献体の手続きをされていたのでご葬儀もなく、弔問にもうかがえず、淋しく思っていたところでした。

包みをひとつずつ開けていくと、お茶碗、茶杓、ふくさ、菓子鉢・・・お稽古の時に使っていた見覚えのある品が次々に出てきて、胸がいっぱいになりました。懐かしい日々が一気に蘇ってきた感じです。

私たちは晩年の弟子でしたが、お茶会やお懐石にもたくさん連れていっていただき、末席ながらお茶会にも出て、今思えば貴重な経験をたくさんさせてくださったんだなあと思います。機会がなければ、なかなかできないことですもの。しかし、若い頃は本当に無知なもので、お稽古を面倒に感じて、なにかと理由をつけてはサボろうとしたり・・・ああ、なんであの時、着つけをちゃんと習っておかなかったのでしょうか(>_<)

先生は毅然としたところがありながらも、愛嬌のある楽しい人で、茶道と和歌両方の素養からくる美意識を大切にした“明治の女”でした。情の濃い方(ご主人には家庭があり、駆け落ち同然のスタートだったと後に知りました)で、ダンナ様にも弟子にも愛情いっぱいだったなあ。着物を粋にお召しになり、背筋がピンと伸びた元気な頃のお姿が今もありありと浮かびます。先生とのご縁に感謝しつつ、大切に使わせていただこうと思います。

写真:向こうから順に、竹の花入れ、夏茶碗、茶碗、菓子鉢、香炉、なつめ、蓋置、茶筅、茶杓、古袱紗。本当に懐かしい品々ばかりでした。

2009年を振り返って2009年12月31日 22:08

今年ももう大晦日。あと数時間で2010年がやって来てしまうので、駆け足で今年を振り返ってみようと思います。

今年はお手伝いさせていただいた本が2冊刊行されました。ビジネス書のお仕事はこれで10冊目。まだまだですが、今後はより内容に深く関わっていくのが目標です。

 ●はじめてリーダーになる人の教科書
  http://officesasaki.asablo.jp/blog/2009/04/23/4261601
 ●勝てる!戦略営業術〜成約の方程式を構築せよ
  (出版社)
  http://www.php.co.jp/bookstore/detail.php?isbn=978-4-569-77498-5
  (アマゾン)
  http://www.amazon.co.jp/dp/4569774989/ref=wl_it_dp_o?ie=UTF8&coliid=IO9Z3IJKUHM2I&colid=3H2WFI3UPRPS3

 (12月20日発売。近日中に本ブログでもご紹介します)

我が家ニュースですが、ダンナの著書も刊行されました。ライフワークとして3年がかりで取り組んでいたので、完成は私にとっても感慨深いものでした。反響もボチボチ出てきたので、少しでもたくさんの方に読んでいただけるといいなあ。

 ●Romy〜映画に愛された女、女優ロミー・シュナイダーの生涯
  http://officesasaki.asablo.jp/blog/2009/10/27/4656144

また、本のPRを兼ねてロミーのブログを立ち上げましたが、3月にはジャック・タチのブログも始めていたので、気がつけばブログが3つに(>_<)  ネタはあるので毎日どこかに書いている・・・のが理想ですが、これがなかなか。楽しみながら気長に続けていきます。

(TATIブログ)http://tatiinfo.blog115.fc2.com/
(ROMYブログ)http://romy.officesasaki.net/

今年はいろいろな方々との出会いも多い年でした。大学卒業○年ぶりに同期の友人たちと再会してなつかしいキャンパスで歌えましたし、10月からはフリーランスの交流会もスタート。出版系の交流会にいくつか参加したのも刺激になりました。

学生時代までと社会人になってからの年数がほぼ同じになったからでしょうか。年齢的にもなんとなく、“人生の2巡目”に入った気がします。若い方たちと仕事をすることも増えたので、仕事のクオリティをあげていくのはもちろん、自分が貢献できることはなんだろう?と意識するようになりました。

会社員ではないので、部下や後輩を指導する立場にはないのですが、同世代は「上司」や「チームのリーダー」になっているわけですから、知識や経験、ネットワークでお役に立てることを考えていかないと、という思いが強くなってきています。

自分のできることを着実にこなしながら、フィールドを広げて、新しいジャンルにもチャレンジできたらいいな。1人でやるだけじゃなくて、コラボレーションができるネットワークづくりにも力を入れていきたいですね。

最後は来年の抱負になってしまいましたが(^_^;) 、みなさまに感謝しつつ、あとわずかな2009年と名残を惜しみたいと思います。

校友音楽祭2009年10月25日 22:46

校友音楽祭2009
先週の日曜日は、校友音楽祭の本番でした。出来は・・・ですが、とにもかくにも先生の指揮で歌えて、無事ステージが務められただけで満足です。いい思い出になりました(^_^)

☆校友音楽祭の練習(本ブログの過去記事です)
http://officesasaki.asablo.jp/blog/2009/06/15/4366714
☆校友音楽祭の練習2
http://officesasaki.asablo.jp/blog/2009/10/05/4616154

驚いたのはもっと軽いノリだと思っていたのに、ちゃんと「大学の行事」に組み込まれていたこと。オープニングセレモニーでは、講堂前に合唱3団体が勢揃い。200人ぐらいの大合唱団として、スポーツ系団体のパレードを出迎え、校歌を斉唱しました。TVでおなじみのアナウンサーの司会、元プロ野球選手による開会宣言も間近で目撃。卒業生による大文化祭だったんだ!とようやく気づきました。

トークショーやイベントがアチコチでおこなわれ、キャンパス内はOBOGでごったがえしていました。各種模擬店やキャンパスグッズの販売も楽しく、お揃いのネクタイでホロ酔い気分のオジサマ方、再会した仲間と記念撮影するグループ、学生気分に戻ってはしゃぐオバサンたち。にぎやかでなごやかな時間が流れていました。

結局、おしゃれなカフェテリア(もはや学食じゃないんですね〜)でのランチ、部室のある新学生会館(地下室だった昔と比べ、なんて清潔なことか!)での打ち上げと、なつかしいキャンパスをぐる〜り巡ることができました。
 
夜は、急遽開かれることになった同期会に24人が集合。近況報告とおしゃべりで盛り上がったあと、最後は音楽祭で歌えなかったバッハや愛唱歌を思い切り歌って、散会しました。それなりにハモれて、さすが昔取った杵柄と自画自賛だったのはご愛敬ですが(^_^;) 

仕事や家庭のアレコレでまだまだ忙しい世代だけど、とにかく会えてよかった。なつかしい出来事が次々に蘇ってきて、たくさんの出会いや思い出に支えられて生きてきたんだなあとしみじみ感じた1日でした。みんな楽しい時間をありがとう。このトシになっても、一緒に歌える仲間がいて幸せだったよ。とりあえずは元気で。また、会いましょう!

写真:アングルの加減で女性合唱団のように見えますが、ちゃんと男性も参加してます。