「花森安治の仕事」展2017年04月09日 13:37


花森安治の仕事展チラシ

世田谷美術館で開催中(今日まで)の「花森安治の仕事」展。とてもよかったです。
表紙画の美しさはよく知られていますが、新聞広告や中吊り広告の圧倒的なアピール力にあらためて驚きます。一文字一文字バラバラに切り貼りされた写植とペン書き文字が自由自在に踊る版下には、写真やイラストがほとんどありません。意味だけでなく、ビジュアル的な要素も含めて「文字」の力を知り尽くした方だったんですよね。

花森安治の仕事展3

今回はペン書きの小さなイラストにとても惹かれました。一点一点の作品が詩情をたたえていて愛らしい。初の挿画集「美しいものを」には珠玉の言葉が並んでいます。

花森安治の仕事展4

花森安治の仕事展5

文章はことばの建築だ。だから本は釘でしっかりとめなくてはいけない。ーー花森安治は「装釘」という文字を使いました。オビが大嫌いで、当時発売された書籍や雑誌に巻かれたものには「店頭用なので買った人は破り捨ててください」と書いてある場合もあったとか(^_^;) 

花森安治の仕事展2

このイカツイ方が、あんなにリリカルな作品を生み出すのがちょっと不思議…。

花森安治の仕事展6

砧公園の桜が満開でした。用賀駅からの道筋はお散歩にぴったりのコース。チト遠いんですが、思い切って行ってよかったです。

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