IKEAプレスカンファレンス20122011年07月30日 11:34


世界遺産東寺

昨年のザリガニ・パーティに続き、IKEAのプレスカンファレンスに行ってきました。IKEAは世界最大のホームファニッシング・カンパニー。新カタログは毎年8月に発刊され、日本では「やっぱり家の日」に制定された8月1日より約900万部が配布されます。

IKEAミカエル社長

日本進出5年目を迎える今年の会場はなんと、世界遺産に登録された京都の古刹、東寺。今年1月に来日した新社長ミカエル・パルムクイスト氏からビジネス戦略が発表されました。個人的にもっとも注目したのは今後、展開されるIKEAの新店舗。2020年までに全国13店舗をめざすということです。来年春の福岡新宮ストアの開業はすでに発表されていますが、JR立川駅前にも用地を取得したそうです。東京都内の初出店は注目を集めそうですね。

プレスカンファレンス会場

今年9月末には仙台ミニショップがオープン。リーズナブルでおしゃれなIKEAの家具や雑貨は、新生活をスタートする時にはとても活躍すると思います。ゆくゆくは被災地に近いロケーションに、雇用の創出を兼ねて出店してもらいたいなあ。スウェーデン発祥の会社で、太陽光や地熱など再生可能エネルギーへの取り組みにも熱心な企業なので、東北の復興にもぜひ一役買ってください!

iKEA2012off

ほかには人気商品を中心に500アイテム弱を値下げ! 具体的な商品の一例として、日本人で初めてIKEAのデザイナーに採用された中村昇氏によるアームチェア「ポエング」の大幅プライスダウンが発表されました。30数年も世界で愛されているロングセラー商品なんですよね。

IKEAカタログ2012

配布資料が少ない…と思ったら、木製ケース付きのUSBメモリに一式入っていました。一見ペンダント風のおしゃれなデザイン。かさばらず、荷物にならないのがいいですねえ。裏面には今回のプレスカンファレンスのキーフレーズでもある「ちょっと変えれば、もっと楽しい。」が刻印されていました。(「IKEA3畳エキシビションin京都」につづく)

IKEA3畳エキシビションin京都2011年07月30日 19:10


IKEA3畳エキシビション

プレスカンファレンスの後半は、東寺の境内に設けられたエキシビションのご紹介でした。世界的にみても住空間は小さくなりつつあるそうですが、日本の住まいの悩みはやはり狭さ。「ウサギ小屋」とも言われる3LDK中心の間取り、モノがあふれがちで頭が痛い収納。しかし、アイデアがあれば、もっと快適になる!という提案のために選ばれたのが、部屋の最小単位とも言える「3畳」。限られたスペースでもここまでできる!というチャレンジが12のブースで展開されていました。

IKEA3畳エキシビション会場風景

キッチン、ダイニング、寝室、和室、サンルーム、子ども部屋etc.夢のある空間づくりが素敵です。北欧サイズでデカイと思われがちなIKEAの家具ですが(製品はすべて世界共通)、きちんとコンセプトを立ててコーディネートすれば、3畳でもかなりイケますね。

IKEA3畳エキシビション2

4人家族の 食卓が3畳に収まっていたり(上の写真)、ベッドを置いても意外に余裕だったりにはビックリですが、個人的にはキッチン(豊富な収納と短い動線が使いやすそう)とメディア・クリエイターのハイテク空間(仕事部屋がこれぐらいすっきりできれば…)が気に入りました。そして、キッズルームは文句なしにカワイイ!

IKEA3畳エキシビションデザイナー

狭い空間をなんとかするのは日本人の発想…と思ったら、スウェーデン人の女性デザイナーによるものだそうです。担当されたキュートな若いお嬢さんたちが会場で紹介されました。靴のまま上がってOKだったので、あちこちチェックしたところ、家具を配置しただけじゃなく、作り込みがすごいのでした。引き出しやクローゼットを開けると、そこで暮らす人が使っていそうな小物や服がちゃんと入ってるんですよねえ。リアルな生活間がありました。

IKEA3畳エキシビション1

「3畳エキシビションin京都・東寺」は8月3日(水)まで開催中。インテリアや家具、IKEA製品に興味のある方は一見の価値アリです。関西方面にお住まいの方、そちら方面にお出かけになる方はぜひ。