あけましておめでとうございます2013年01月04日 06:50

2013年年賀状

あけましておめでとうございます。

オリンピックイヤーの昨年を象徴する漢字は「金」。
2013年もキラキラした輝きに包まれた、穏やかで
ヘビーじゃない幕開けを祈りたいですね。

「へ」いわな笑顔があふれ
「び」っくり楽しいサプライズと
「ど」っきり嬉しいラッキーが
「し」っかりとみなさまに届きますように!

今年もおつきあいのある方々との
末ながーいご縁を願いつつ、
新しい出会いを大切に、人の輪を広げていければと思います。
本年もどうぞヨロシクお願い申し上げます。

映画「渾身」2013年01月21日 09:21


映画「渾身」

島で生まれ育った多美子は、夫の英明と前妻の娘、琴世と穏やかに暮らしていた。島を飛び出した過去のある英明は、周囲の人々に認めてもらうため、古典相撲をはじめ、遂に20年に一度の相撲大会には最高位の正三役大関に選ばれる。地区の名誉と誇り、家族への想いを賭けて、生涯に一度の大一番に挑む——

相撲の原点と言われる隠岐古典相撲を題材にした映画です。隠岐の美しい自然をバックに、出雲大社に次ぐ格式を誇る隠岐一之宮・水若酢(みずわかす)神社の遷宮相撲を中心に物語は進んでいきます。

島伝統の相撲を愛し、大切にしている人々。相撲が国技である意味、神事に奉納されていたというルーツがよくわかりました。大地に向かって四股を踏み、五穀豊穣を祈る力士は神聖な存在なのですね。なんの道具も使わず、鍛え上げられた生身の肉体がぶつかりあう取り組みは迫力があり、力強い躍動感がありました。

行司や呼び出しさんの口上、口跡の見事さにもほれぼれ。土俵の準備から練り歩き、土俵入り。そして、一晩に300番もの勝負が繰り広げられる興奮が丁寧に描かれ、伝統行事に込められた知恵と祈り、日本人の大切にしてきたものがしみじみと伝わってくる作品でした。

大相撲初場所が開かれていますが、幕内で活躍中の隠岐の海(イケメン力士としても注目だそう)は、隠岐島から誕生した初の幕内力士だったんですね。古典相撲がいまの大相撲にも脈々と受け継がれているんだなあ。まだ行ったことのない隠岐諸島を訪ねてみたくなりました。

監督/錦織良成 原作/川上健一
出演/伊藤歩、青柳翔、甲本雅裕、笹野高史ほか
日本/2012年/134分
新宿ピカデリーほか、全国ロードショー!

フリーランスの教科書2013年01月29日 16:45


フリーランスの教科書

寒中お見舞い申し上げます。支払調書がパラパラ届き始めました。また確定申告の季節がやってきます。何年やってもどんよりした気分になりますが、駆け出しの頃は特に、なんでこんな面倒なコトしなきゃいけないのー!と叫びたくなりますよね。

・・・というわけで、編集協力させていただいた新書のご紹介です。タイトルは「フリーランスの教科書」。20代30代をターゲットにした「星海社新書」の1冊です。

フリーランスになったばかりの編集者の「僕」が、税理士の見田村元宣先生社会保険労務士の内海正人先生に、契約、税金、保険、年金についてレクチャーを受ける・・・という設定で、フリーランスになったら押さえておきたい基礎知識がザックリわかる構成です。会話形式で進んで行くので、さらっと気軽に読んでいただけますよ。こちらで一部「試し読み」ができます。

私自身もそうでしたが、最初は仕事をこなすことに精一杯で、フリーランスとサラリーマンの違いについて、よくわかっていません。税金、保険・年金など、1つ1つの制度はいちおう理解できるんだけど、自分がどういう立場になったのか、意外とわかってないんです。学校を出て社会人になるまで基本的にはずっと組織の一員なので、「自分ですべて引き受ける」ことの意味がピンと来ていないのですよね。勤めていた時は全部、会社におまかせで、税金をいくら納めているか、考えたこともなかったですものー。

続けていくうちに、「えっ、私って法律的には自営業の個人事業主で、ライフスタイル的には在宅ワーカー&SOHOで、いまで言うノマドワーカーってヤツだったりもするわけ?」と気づいたり(苦笑)。自営業者向けの本はいろいろ出ていますが、商店のように仕入れや棚卸しがなく、減価償却の対象も少ない場合、しっくりくる本がなかなかナイんですよね。

「フリーランスの教科書」は、フリーランスとサラリーマンがどう違うかを比較しながら、確定申告の仕方だけにとどまらない全体的な情報を盛り込んでいます。ライター、デザイナ−、編集者、カメラマン、イラストレーター、翻訳者、プログラマーetc.、人を雇わず、1人でスタートできる業種が対象です。

ベテランの方には今更ですが、フリーになったばかりの方、青色申告にこれからチャレンジする方、そして、いずれ会社を辞めて独立しようと考えているサラリーマンのあなたにもぴったり。ぜひ「最初の1冊」としてお役立てください!

●フリーランスの教科書
著者:見田村元宣(税理士)&
内海正人(社会保険労務士)
発行:講談社(星海社新書
オンライン書店:アマゾン楽天ブックス
本体:861円(税込)
発売:2012年12月
内容:フリーランスになりたての人がつまずきやすい税金、保険、年金、契約、法人化について、税理士と社会保険労務士がわかりやすく解説。「1人でも、地に足をつけて、強く生きていこうと覚悟した」すべてのフリーランスに捧げる1冊。
[目 次]
1日目 契約とギャラ交渉
     フリーランスと会社員は法律的にどう違う?
     会社員時代の金銭感覚から抜け出せ ほか
2日目 税金と確定申告
     フリーランスになって初めて意識する「税金」という存在
     取られすぎた税金は申告しない限り戻ってこない ほか
3日目 保険と年金
     辞めてわかる会社というセーフティネットの大きさ
     フリーランスが最低限やっておくべき保険の手続き ほか
4日目 法人化
     会社にしたほうがいいのは所得がいくら以上?
     法人化によるメリット・デメリットとは ほか


【おまけ】
ご参考までに、私が読んで役に立った本をいくつかご紹介しておきます。絶版のものもチラホラありますが、マーケットプレイスetc.で比較的簡単に入手できると思います 。

日本一かんたん!フリーのための確定申告ガイド

(はにわきみこ著 情報センター出版局)
フリーライターならではの解説がリアル。イラスト入りで経費関連の仕訳や経理の専門用語、記帳の仕方がわかりやすく説明 されています。2009年版で終わったのが残念。

フリーランスのための超簡単!青色申告

(塚田祐子著 クリエイティブ ワークステーション)
2006年から最新の2012-13年版まで毎年、版を重ねています。青色申告に関する説明もかなり詳しいのですが、読者特典のエクセルシートはMACでは使えないのですよね…

フリーランスを代表して申告と節税について教わってきました。

(きたみりゅうじ著 日本実業出版社)
税金にまつわるアレコレを覆面の税理士さんに突撃取材。ぶっちゃけトークでわかりやすい展開です。ところどころに挿入されている4コマまんがも効いてて笑えます。

クリエイターのための独立ガイド

(デザインの現場編集部編 美術出版社)
デザイナー、イラストレーター、カメラマンetc.向けの独立開業マニュアル。どちらかといえば事務所を構えたい方が対象ですね。請求書の書き方までバッチリ載っています。

ひとり仕事術

(中本千晶著 バジリコ)
通勤がないのは天国だけどフリーってけっこう孤独だし、時間管理も難しいよね…当事者だからわかるアルアルな話題が満載。自分以外のフリーが気になってきたらどうぞ。