暮らしのデザイン 2014秋号 ― 2014年10月02日 09:00
2014年もはや10月。今年もあと3カ月だなんて…ほんとうに早いですね。
衣替えの時期になるとお部屋のアレコレも見直したくなりませんか。家具・インテリアの通販カタログ「暮らしのデザイン2015秋号」では、これからの季節にふさわしいアイテムをたくさん紹介しています。
このカタログの特徴は、国産の天然木家具をはじめ、基本的に「完成品」の家具をお届けしていること。しかも、組み立て＆設置は無料で、梱包資材も回収してくれます。壁面収納etc.の大型家具は組み立てるだけでも気合いと時間、手間が必要ですよね。家具の開梱やゴミ捨ては面倒ですから、一人暮らしの方、お忙しい方にとっては嬉しいサービスではないでしょうか。
今回の巻頭特集では、旬のインテリアコーディネートを4つのスタイルにわけて紹介。お好きなスタイルを見つけて、住まい全体でカラーやテイストを揃えていくと空間の雰囲気がぐっとおしゃれに変わります。ベースになるイメージがあると、家具やファブリックも選びやすくなりますね。
アラン編みのちいさなニット ― 2014年01月30日 13:29
お友達が編集を担当した「アラン編みのちいさなニット〜アイルランドの素朴な伝統模様を編む」が昨年、発売になりました。遅ればせながらご紹介です。アラン編み、いいですよねー。一本の糸からケーブル柄やダイヤ柄、バスケット柄ほか、多彩な模様が誕生する不思議さ。ニットならではの風合いがしみじみと楽しめます。
アラン編みというとアランセーターが有名ですが、この本では毛糸一玉から編める愛らしい作品が紹介されています。ヘアバンドやアームウォーマー、ネックウォーマー、マフラー、手袋、ベレー帽etc.着こなしのアクセントになるおしゃれアイテムがいろいろ。
湯たんぽカバーや
マグウォーマー、エッグコージー、ティーコージーetc.あたたかさをキープするグッズもいい感じ。保温性だけでなく、ニットの手触りにほんわかした気分になれそうです。デザインが素敵なのでプレゼントにしても喜ばれそうです♪ いいなあ、私も編んでみたいなあ。
しかも単なるニット本ではなくて、アラン編みのふるさとであるアラン諸島やアイルランドの情報がたくさん掲載されています。読み応えのある取材記事が豊富で写真も美しく、旅するような気分でアラン編みが楽しめます。アイルランド、行ってみたい！ ケルトの文化や風土、そしてパブ（ビール
＆ウイスキーが美味しそう）にも惹かれます♪
制作には関わっていませんが、素敵なご縁がありました。編集担当のSさんが「編み図からきれいに仕上げてくださる方」を探していたので、お友達に聞いてみたところ、なんと昨春、筆跡診断でお邪魔した林香都恵先生のお母さまが編み物の先生だったのです！ 思いがけず適任の方が見つかってラッキーでした。掲載作品の鮮やかな出来映えに感動☆ ちょっぴりご協力できてよかったです(^_^)v
暮らしのデザイン 2014春号 ― 2014年01月14日 09:38
寒中お見舞い申し上げます。成人の日を含む三連休が終わり、2014年も本格始動ですね。少し上向きになった景気がこのまま続いてくれることを祈ります。
家具・インテリアの通販カタログ「暮らしのデザイン 2014春号」では、現代のライフスタイルにふさわしいアイテムが多彩に登場。国産の天然木家具をはじめ、リビングのイメージが変わるテレビボードセット、置く場所にあわせてサイズが選べる
収納家具etc.を多彩にラインアップしています。フローリングのカラーにも流行があるので、床色とのバランスを考えて選べば、お部屋の印象がぐっと素敵になりますよ。
暮らしの模様がえBOOK 2013春 ― 2013年02月13日 09:27
立春を過ぎましたが、まだまだ寒いですね。でも、陽射しは日増しに強まって春の気配を感じます。この冬はひときわ寒かったので、暖かくなったらゼヒ断捨離（←ココ必須）とともに模様替えもしたいなあ…と思います。
家具・インテリアの通販カタログ「暮らしの模様がえBOOK 2013春」には、「“人を招く”ダイニングのインテリア」を中心に、春らしいアイテムをたっぷりラインアップ。完成品で届く「天然木の日本製家具」は長く愛着をもって使えますし、綴じ込み付録の「ふたり暮らしのインテリアスタイル」も充実しています。
秋号に引き続き、巻頭特集etc.を担当しました。3軒のお宅を紹介させていただいてますが、うち1軒はお友達のおうちにお邪魔しました。美穂さん、ほんとうにありがとー☆ 全国の書店・コンビニetc.で発売中。お部屋の模様がえをお考えの方は、チェックしてみてくださいね！
安部公房の「天使」 ― 2012年11月15日 09:21
突然ですが、卒業論文のテーマは安部公房でした。何年も前のことですから普段は自分でもすっかり忘れているのですが、「未発表作発見」というニュースが飛び込んで来ると、やはり血がさわぎます。ひさびさに文芸誌の「新潮」を発売直後に購入しました。
でも、今どき公房の作品に注目している人なんて、どのくらいいるんだろーと思っていたら、なんと品切れで異例の増刷なのですね！ ビックリすると同時に彼の作品を愛する人が大勢いらっしゃることがわかり、とても嬉しくなりました。
毎年ノーベル賞の時期になると、安部公房がもう少し長く生きていたら…と思わずにはいられません。日本人作家として村上春樹にはぜひ受賞してほしいと思いますが、世界的な評価や活動の幅広さ（戯曲も多く自身で演劇スタジオを持っていました）という面では、公房のほうが遥かに上だったと少し冷めた気持ちで見てしまいます。
未発表作「天使」は、満州からの引き揚げ船の中で書かれた作品ですが、そんな過酷な状況の中でも、私小説を決して書こうとしなかった彼らしさに満ちあふれています。初期には詩をたくさん書いていて、リリカルな作品も少なくありません。イメージが明確で湿っぽさがない点は後の作品と共通しています。たとえば、自費出版で少部数刊行された「無名詩集」にはこんな作品が収録されています。すっきりと爽やかで今も好きな詩です。
祈 り
神よ
せめて一本の 木の様であつて下さい
夕ともなれば
拡つて行く影と共に
宇宙の影に融けて行く
果樹園の実りの様であつて下さい
或ひは熱にうなされた額の上で
跡もなく消えて行く一ひらの
雪の様であつて下さい
僕達はあなたのまはりで
出来得れば
日々に耐え 影の動きに
移ろつて行く時の様でありませう
せめて限られた樹液の中で
音もなくいとなむ流れでありませう
卒論を書いている時に大学で講演があり、ワクワクしながら著書にサインをもらったことを思い出します。「先生の作品で卒論を書いています」「そうなの？ いやあ、それはどうも」(若気の至りとはいえ、もうちょっとマシなことが言えなかったものか…苦笑)。でも、しっかりと握手してくださいましたよ。今もその手の感触を覚えています。理論的（東大医学部出身です）でシニカルなアヴァンギャルド作家、というイメージをくつがえす温かく大きな手。人間としての厚みとスケール感をが伝わってくる手でした。
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