祝!3周年 フリーランスのためのおしゃべりサロン第25回2012年11月01日 18:15


FOS3周年

先月の終わりに「フリーランスのためのおしゃべりサロン(略称:FOS)」第25回を開催しました。今回はついに3周年! デザイナーのFさんとおたがいの知り合いに声をかけ、「とりあえず、1年ぐらい続けてみる?」だったのが3年も続きました 2カ月に1度以上のペースで定期的に開催できたのはスゴイ!とあらためて思います\(^o^)/

会場は六本木の個室フレンチカラオケのお店「ラブネット」(誤解を呼ぶ店名ですが、ファッションホテルではありません…笑)。しかし、カラオケではなく、メインはあくまでおしゃべり。パーティルームとして利用しました。こちらはいろいろなタイプのお部屋があって、インテリアも結構、凝っています。エントランスにはシャンパンが山積みされ、気分が盛り上がりました(^_^)


レストランetc.の場合、大人数になると同じテーブルの方としか話せなかったりしますが、今回は順番に自己紹介&近況報告をしながら、全員とおしゃべりできたのがよかったですね。「リビングスイート」という18人収容のお部屋に、初参加のテープライターKさんほか13人。同年代の女性が集まるだけでにぎやかですが、テーブルもチェアも大きめでゆったりくつろげました。

ドリンク類が豊富でお料理も美味しく、乾杯用シャンパン付きで飲み放題3時間はオトクですよねえ。オードブルからメイン、デザート、暖かい飲み物までバランスのよいコースでした。お店のスタッフもイケメンばかり。さすが六本木、目の保養も忘れていませんね(^_−)

初回は11人でスタートしましたが、次第に交流の輪が広がり、メンバーは33人になりました。楽しい思い出もいっぱいでき、メンバーのみなさんには本当に感謝しています。これからも以下の3つを柱にしながら、5周年をめざしていくつもりです。

●おいしいものを食べたり、素敵な場所に出かける
●みなさんのお仕事や活動に触れる
●気分のあがる経験にチャレンジする 

「顔の見える関係で末長く」がFOSのモットー。ご縁のある方々とのおつきあいを深めつつ、新しい出会いのある会にしていけたら…と思っています(^_^)

☆「フリーランスのためのおしゃべりサロン」過去のレポート
〜2012年〜

AK Fantastic X’mas2012年11月09日 12:00


AK Fantastic X’mas

お友達で、フリーランス女子会(FOS)のメンバーでもある、“AK(アーケイ)”杉浦美穂さんが、11月29日から自由が丘のギャラリーで、お花とアクセサリーの展示販売をします。テーマは「大人の女性のX'mas」。オーストラリアプリザーブドフラワーを使った、おしゃれなリースやトピアリー、注連飾りのほか、オリジナルの素敵なアクセサリーに出会えますよ(^_−)

今回は、同じくFOSメンバーの“Atelier Sasha(アトリエ サシャ)”松田幸子さんのシルバージュエリーも展示。今年2月に体験教室を開いていただきましたが、ロストワックスによる繊細で上品なジュエリーは表現も多彩。大人の女性の魅力が引き立つ作品にたくさん出会えることでしょう。

神戸からは“Aqliya(アクリーヤ)”井上瞳さんが参加されます。レザーに多彩なパーツをあしらった遊び心あふれるアクセサリーは、印象的でエキゾチックな雰囲気。つける人の個性にあわせて手作りされているそうで、WEBでしか拝見していないのですが、一点で主役になれる存在感がありますね☆

美穂さんのワークショップでは、初心者でも気軽にリースやトピアリーがつくれます。ご自身の作品でX'masの気分を盛り上げてみてはいかがでしょう。今年はいつもと違うアイテムで聖夜を楽しんでみませんか。自由が丘の散策も兼ねて、X'masを彩るアイテムを探しにお気軽にお立ち寄りください。

キアン地図

☆AK Fantastic X’mas
期 間:2012年11月29日(木)〜12月2日(日)
時 間:12:00-19:30(※最終日は18:30まで)
会 場: ギャラリーキアン(東急東横線・大井町線自由が丘駅から徒歩4分)
    〒152-0035目黒区自由が丘1-3-21 TEL.03-5731-6980
オープニングパーティ:11月29日(木)18:00-20:30
           ささやかなフード&ドリンクをご用意
ワークショップ   :11月30日(金)14:00-、18:00-
 (要予約)     12月  1日(土)14:00-、18:00-  
           12月  2日(日)14:00(※追加になりました)      
           リース、トピアリー、注連飾りを制作(所用時間30-60分)
           料金 制作物により2000円、5000円(税込)
問合せ:AK(アーケイ)杉浦美穂
    info@akflower.com TEL.090-8514-2861 

〈追記〉
オープニングパーティ→展示→ワークショップといずれも大盛況だったようです。
素敵な作品の数々に触れ、人の輪も広がったハートフルでファンタスティックなフェアでした(2012.12.3)。

安部公房の「天使」2012年11月15日 09:21


新潮 2012年12月号

突然ですが、卒業論文のテーマは安部公房でした。何年も前のことですから普段は自分でもすっかり忘れているのですが、「未発表作発見」というニュースが飛び込んで来ると、やはり血がさわぎます。ひさびさに文芸誌の「新潮」を発売直後に購入しました。

でも、今どき公房の作品に注目している人なんて、どのくらいいるんだろーと思っていたら、なんと品切れで異例の増刷なのですね! ビックリすると同時に彼の作品を愛する人が大勢いらっしゃることがわかり、とても嬉しくなりました。

毎年ノーベル賞の時期になると、安部公房がもう少し長く生きていたら…と思わずにはいられません。日本人作家として村上春樹にはぜひ受賞してほしいと思いますが、世界的な評価や活動の幅広さ(戯曲も多く自身で演劇スタジオを持っていました)という面では、公房のほうが遥かに上だったと少し冷めた気持ちで見てしまいます。

未発表作「天使」は、満州からの引き揚げ船の中で書かれた作品ですが、そんな過酷な状況の中でも、私小説を決して書こうとしなかった彼らしさに満ちあふれています。初期には詩をたくさん書いていて、リリカルな作品も少なくありません。イメージが明確で湿っぽさがない点は後の作品と共通しています。たとえば、自費出版で少部数刊行された「無名詩集」にはこんな作品が収録されています。すっきりと爽やかで今も好きな詩です。

       祈 り

   神よ
   せめて一本の  木の様であつて下さい
   夕ともなれば
   拡つて行く影と共に
   宇宙の影に融けて行く
   果樹園の実りの様であつて下さい
   或ひは熱にうなされた額の上で
   跡もなく消えて行く一ひらの
   雪の様であつて下さい
   僕達はあなたのまはりで
   出来得れば
   日々に耐え  影の動きに
   移ろつて行く時の様でありませう
   せめて限られた樹液の中で
   音もなくいとなむ流れでありませう

卒論を書いている時に大学で講演があり、ワクワクしながら著書にサインをもらったことを思い出します。「先生の作品で卒論を書いています」「そうなの? いやあ、それはどうも」(若気の至りとはいえ、もうちょっとマシなことが言えなかったものか…苦笑)。でも、しっかりと握手してくださいましたよ。今もその手の感触を覚えています。理論的(東大医学部出身です)でシニカルなアヴァンギャルド作家、というイメージをくつがえす温かく大きな手。人間としての厚みとスケール感をが伝わってくる手でした。

カップヌードルミュージアム2012年11月18日 17:26


ひよこちゃんオブジェ

昨年9月、みなとみらいにオープンしたカップヌードルミュージアムに行ってきました。いやー、ホームページは見ていたものの、清潔感にあふれる素敵な建物&展示に感動☆ さすが気鋭のアートディレクター、佐藤可士和さんプロデュースだけありますね。

カップヌードルという庶民的な食べ物がテーマなので、なんとなくカラフルで賑やかな展示をイメージしていたのですが、書籍や映像で紹介される佐藤さんの事務所の雰囲気をそのままミュージアムにしたような感じ。シンプルでムダがなく空間全体が美しいのです。

ミュージアムショップ

正式名称は、安藤百福発明記念館。つまり、世界で初めてインスタントラーメンを 考案した日清食品の創業者、安藤百福氏の業績を称える建物ですが、企業の施設にありがちな宣伝色が前面に出ず、“クリエイティブシンキング”をテーマにしている点が新鮮です。

お湯をかけるだけで食べられるチキンラーメンを完成させたのは、百福さんが48歳の時。カップラーメンは61歳、宇宙食ラーメンはなんと95歳の時だそうです。それぞれに発想の転換や工夫があり、あきらめずに継続すること、チャレンジ精神の大切さetc.が伝わる展示になっていました。

百福さんの生涯を紹介するCGアニメも浪花節的な苦労話に終わらず、子どもにも理解できるサラッとした内容にまとめられ、歴代のインスタントラーメン&カップ麺の展示コーナーもちゃんとアートになっていました(私たち世代には懐かしい商品もたくさん♪)。

チキンラーメンファクトリー

チキンラーメンをつくるアトラクションに参加しましたが、これまた楽しい。2人1組になって粉から麺をこね、製麺機で伸ばし、袋詰めするところまで本格的な体験ができます。後輩のAさんとはしゃぎながらトライ。スタッフの方々のナビゲーションが適確で、脱落者なく進むシステムにも感心しました。ちびっこ(大人と一緒なら小学生以上が参加可能。より簡単なカップヌードルづくりの体験教室もあります)から大人まで楽しめるアトラクションですね。今回はフツーの丸いラーメンでしたが、来年の2月にはバレンタインならではのハート形チキンラーメンがつくれるそうです。

チキンラーメン&バンダナ
※自分でつくったラーメンのほか、アトラクションで使ったバンダナと市販品がおみやげにもらえます。

テラスから眺める風景も爽快で、お天気のいい日には素晴らしいロケーションです。企業のイメージアップを図り、商品のファンを長期的に育てていく戦略に感心しました。オリジナルグッズやキャラクター商品が並ぶミュージアムショップも充実していて、かなり楽しめました。

テラスからの眺め