夏の京都旅行3〜風俗博物館 ― 2009年09月28日 19:03
風俗博物館とは、源氏物語の世界を今に伝えようと光源氏の屋敷、六条院の一部を4分の1サイズで再現したもの。寝殿造の建物の中に当時の衣裳をまとったお人形が並び、行事や生活シーンなどが色鮮やかに再現されています。この博物館は「井筒」という法衣店の社長が私財を投じ、ライフワークとして運営しているとか。う〜ん、すごい。写真ではわかりにくいのですが、かなり巨大です。
何カ所かにある台に昇って、全体を俯瞰することもできるので、部屋の間取りや大きさ、廊下のつながり具合、庭園の造形がわかっておもしろいですね。展示は季節ごとに変わり、四季折々の行事や服装、それに応じたシーンが設定されるようです。源氏物語ファンや当時の装束や風俗に興味がある方は必見ですね。
写真左上:紫の上とくつろぐ光源氏。しどけない雰囲気が色っぽいですね。
写真右上:現物で見ると当時の色彩感覚がよくわかります。季節感があって華やかなコーディネートの数々。
写真左下:御簾や几帳、衝立、ふすまでうまく仕切られた室内。家具や調度品も精密につくられています。
写真右下:恥ずかしながら十二単衣にチャレンジ。殿方用の衣裳も何種類か用意されています。職員の方によるポーズ指南も含め、無料でした(^_^;)
☆風俗博物館〜よみがえる源氏物語の世界
http://www.iz2.or.jp/info/index.html
サイトのコンテンツも非常に充実しています。ただ、ミュージアムとしてはちょっと誤解を招くネーミングなので、個人的には「平安」とか「源氏」とか付けたほうがいいんじゃ・・・と思います(^_^;)
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