フラメンコの発表会2009年07月08日 10:57

フラメンコの発表会
日曜日、新宿文化センターに、友人のコピーライター・Mちゃんが習っているフラメンコの発表会を見に行きました(フラメンコの舞台は今は亡きアントニオ・ガデス率いる舞踏団の来日公演以来・・・かも。奇しくも同じ会場でした)。

シロウト集団だし、100人ぐらい延々と出演するから適当に出たり入ったりしてね!と言われましたが、いやいや、どうして。先生のソロステージからしっとりと始まり、グループごとに披露されるフラメンコの世界にどんどん引き込まれていきました。男性の生徒さんもいて、カッコよかったし(^_^)

鮮やかなスカートさばきとリズミカルなタップが、いいのですよね〜衣装も華やかで(受付でいきなりメイクばっちりのMちゃんに遭遇。普段とはまるで別人・・・綺麗で感動☆)、手の動きがむずかしそうだけど、ハマればすっごく楽しいだろうな。ちょっとやってみたくなりました。

それに最初はダンスのほうに目を奪われましたが、音楽もとてもよかったのです。ステージはオール生演奏。歌(カンテ、と言うんだそうです)と手拍子(パルマ)、パーカッション、フラメンコギター&バイオリンの響きがせつなく、また美しくて、気持ちよくトリップできました。

最後はロビーに出てきたMちゃんと記念撮影。情熱的な赤いドレスがお似合いでした〜。一緒に行った友人のデザイナー、Yちゃんもノリノリ。しかし、おたがいあのドレスを着る体型&顔立ちではないかもということで一致し、会場を後にしたのでした(^_^;) 

☆L'escargot Design(Yちゃんのブログ記事です)
http://blog.zaq.ne.jp/lescargot/article/191/

老舗の底力2009年07月17日 16:35

暮らし住まーと
関東地方も梅雨が明けました。ジメジメが去って、一気に夏本番がやってきた感じです。

しかし、今週は「冬物」のオリエンがありました。冷房ガンガンのスタジオに暖房器具やあったかファブリックetc.がズラリ・・・季節の先取りが当たり前の仕事とはいえ、南半球にいるかのような逆転現象がたまりません(^_^;) 

ここ3年ほど、某百貨店のリビング系カタログの仕事をさせていただいています。インテリアものは好きなので楽しいのですが、担当者の方々の商品知識の豊富さにはいつも敬服します。素材・機能・用途・お値打ち感etc.いくらでもセールスポイントが出てくる感じで、その場にお客様がいれば、即売れてしまいそう(^_^) やっぱり「プロ」だなあと思います。

セールストークというと、一般的には「モノを売りつけるための美辞麗句」のように受け取られがちですが、知識の裏づけ&商品の位置づけが一番大事。特徴と魅力をきちんと伝えることができれば、必要な人にはちゃんと届いて、自然に売れていくものだと思います。コピーライティングにおいてもまったく同じで、表現的な「演出」は必要だけど、無理に奇をてらうこともない。むしろ、商材を十分に理解していない薄っぺらな言葉を連ねるムダをあらためて感じます。

また、販売のプロとしてのスキルのほか、客層にあった商品をセレクトする「お見立て力」も、やはり老舗ならではの底力です。そもそも百貨店って、そういう存在でしたよね。「いいものをより安く」のご時世なので、値頃感のあるアイテムにシフトしているんだけど、基本的には良質な商品を提供している路線なので、安心感があります。老舗のブランドを活かして、シニア世代に向けて品数を絞り込み、定番を息長く売っていく戦略もありだなと思うのでした。

ユーフォニアムの演奏会2009年07月25日 11:12

ユーフォニアムの演奏会
ユーフォニアムという楽器をご存じでしょうか。かくいうσ(^_^)もまったく知らず、ダンナの友人、伊左治直さんの新曲が初演される演奏会に出掛けて初めて認識しました。

一般的には「テューバ」のような金管楽器というほうがわかりやすいかも。ただし、音域がもう少し高くて、ホルンやトロンボーンとほぼ同等。オーケストラでは「テナー・テューバ」という指定のパートを演奏することが多いそうです。吹奏楽ではすでにポピュラーで、ソロ楽器としても脚光を浴びつつあるとか。

最初は楽器に興味津々で、構造や運指に目を奪われていたのですが、次第とやわらかい朗々とした音色に魅せられていきました。いかにも金管な、ごつい外見にくらべて、意外とアコースティックで、なんだかホッとする優しい音なのです。語源がギリシア語の「良い響き」というのも納得。

演奏者は女性の小寺香奈さん。ピアノ伴奏がつくリサイタルで、バロックから現代音楽まで全7曲。室内楽のヴィヴァルディの曲にもぴったりあうのが不思議でした。

伊左治さんの曲は、ユーフォニアムの形状からイメージした「午後のタツノオトシゴ」という愉快なタイトルで、「海」をほうふつとさせる夏らしい作品。楽器の特徴を最大限に追求したアレンジが盛り込まれ、ユーフォニアムの魅力を充分感じることができました(しかし、音にしないで息だけ、ピアノの鍵盤を撫でるだけetc.の演奏は結構、苛酷かと・・・(^_^;) この手の奏法は彼の作品にはよくあって、新しい音との出会いや楽器の可能性を感じていつも感動します。あと音だけ聞いていても曲の“物語”がなんとなくわかるんですよねえ)

たくさんの楽器が溶け込むオーケストラもいいのですが、単体の楽器のコンサートも楽しいですよね。アンコールで演奏された小品3曲も素敵でした。しかし、大きな楽器なので、体力が必要だろうなあ。小柄な小寺さんなのに・・・演奏にはやっぱりスタミナと腹筋だ!なんてことを思いつつ、ホールを後にしました。

☆ユーフォニアム奏者小寺香奈さんのブログ/こてかな日記
http://blog.goo.ne.jp/kana29euph/e/a252bec8c0d07ec97ffe45abd0c8ef9a

☆ユーフォニアムとは
http://dic.nicovideo.jp/a/ユーフォニアム
※アクセスする時はURLをコピペしてくださいませm(_._)m

☆MUSICASA(ムジカーサ)
http://www.musicasa.co.jp/top.html
会場は鈴木エドワード氏が設計したおしゃれなホール。こぢんまりしていながら音が響く快適な空間でした。