キノベス20082008年12月11日 11:05

キノベス2008
12月もはや中旬になりました。この時期になると、各ジャンルで今年の回顧が始まり、いろいろなランキングが発表されますね。

つい見てしまうのが、本のランキング。ベスト10だと超売れたものばかりで、ちょっと面白くない・・・のですが、ベスト30・ベスト100ぐらいになると、今年の傾向がわかり、「ああ、アレ読んでなかった!」という本が見つかって、なかなか興味深いですね(出版点数を考えれば、ベスト100でも相当なヒット作ですけど)。

先週発表された「キノベス2008」は、紀伊國屋書店のスタッフの方々が実際に読んで、お客さまにオススメしたい本30冊を集めたもの(2007年10月以降に刊行された新刊)。ランキングを見ると、自分が読んだ本をチェックしたくなりますが、10位「ルポ貧困大陸アメリカ」と25位「告白」の2冊だけでした・・・ムム。

100冊がズラ〜リ並ぶ「年間ランキング」(2007年11月〜2008年10月の単行本・新書)は、実際に売れた本。やっぱり今年は“血液型”と“脳”関連、勝間和代さん本が強かったんですね。こちらは読了が14冊。意外と読んでました。

印象に残っているのは、築山節先生の本(33位「脳が冴える15の習慣」・95位「脳と気持ちの整理術」)。脳神経外科がご専門のお医者様ならではの豊富な実例&実践的なアドバイスが、お人柄がにじみ出る語り口でつづられていて、オススメです。「フリーズする脳」からの三部作。それぞれアプローチが違い、脳の機能を知って、実生活に役立てるうえでも有効な内容だと思います。「フリーズ〜」には書けなくなるライターの例が出てきて身につまされましたっけ・・・(^_^;) 

☆キノベス2008
http://www.kinokuniya.co.jp/01f/kinobes/2008/
本好きな書店員さんたちらしいセレクトですね。今年は小説をあんまり読んでなかったなあ。

☆紀伊國屋書店年間売上げランキング
http://www.kinokuniya.co.jp/01f/kinobes/2008/rank.htm
文芸社の本がこんなにランクインするなんて・・・と思った業界関係者はきっと多いはず(^_^;)